保育士 過去問
令和6年(2024年)後期
問112 (子どもの保健 問12)

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問題

保育士試験 令和6年(2024年)後期 問112(子どもの保健 問12) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、子どもの熱中症に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

A  熱中症の予防のための暑さ指数(WBGT)は、気温と湿度と輻射熱などの周辺の熱環境を取り入れた暑さの指標である。
B  熱中症は、水分摂取と塩分摂取を行っていれば発症しない。
C  熱中症が疑われる時に、話しかけても応答がはっきりしない場合は救急車を呼ぶ。
D  熱中症が疑われる時は、頭を集中的に冷やす。
E  熱中症は、真夏日以外は発症しない。
  • A:○  B:○  C:○  D:○  E:○
  • A:○  B:○  C:○  D:○  E:×
  • A:○  B:×  C:○  D:×  E:×
  • A:×  B:×  C:×  D:○  E:×
  • A:×  B:×  C:×  D:×  E:○

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この過去問の解説 (2件)

01

A適切です。

暑さ指数(WBGT)を確認することによって、保育の場合、外遊びが可能か、お部屋で遊んだ方が良いかなどの判断ができます。

 

B不適切です。

熱中症は、水分と塩分を取っていても発症します。

しかし、水分と塩分を取ることで熱中症の予防にはつながるため、給水時間をとるなど、適度に摂取するようにしましょう。

 

C適切です。

熱中症は命にかかわる危険なものです。救急車を呼び、対応しましょう。

 

D不適切です。

熱中症を疑った際には、冷やす場所として、頭ではなく太い静脈の通る場所を冷やすようにしましょう。

 

E不適切です。

熱中症は真夏日以外でも発症します。

真夏日ではないからといって油断せず、対策を取るようにしましょう。

選択肢3. A:○  B:×  C:○  D:×  E:×

正しい組み合わせです。

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02

この問題では、熱中症の発症リスクについておさえましょう。

また、「発症しない」というように否定の断定があるときは疑うようにしましょう。

 

A:〇

気温、湿度、日射・輻射、気流を踏まえて暑さの指数を出します。

日射は太陽の直射日光、輻射は太陽などから放射される熱のことです。

 

B:×

高温多湿な環境(室内、プールなど)や激しい運動で体温調節が上手くいかない場合でも発症することがあります。

子どもは体温を調整する力が未熟なので、熱がこもりやすく熱中症になる危険性が高いです。

 

C:〇

自力で水分補給ができない時や全身がけいれんしているなど、

様子がおかしいと感じた場合でも救急車を呼びます。

 

D:×

太い血管や関節が集中している首筋やわき、

足の付け根などを冷やします。

 

以下は熱中症が疑われるときの対応です。

①涼しい場所に移動させます

②衣服を薄くします

③首筋などを冷やします

④水分補給をさせます ※意識がなければ救急車を呼びます

 

E:×

気温の他にも湿度や日射などの環境面、

体温の急激な上昇などの体調面によっても熱中症になる場合があります。

 

選択肢3. A:○  B:×  C:○  D:×  E:×

正しいです。

まとめ

熱中症は暑さだけでなく湿度が高い場合や体の熱がこもり、

体温調整が上手くいかない場合にも起こることを覚えておきましょう。

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