保育士 過去問
令和6年(2024年)後期
問114 (子どもの保健 問14)

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問題

保育士試験 令和6年(2024年)後期 問114(子どもの保健 問14) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、子どもの感染症に関する記述として、適切なものを2つ選びなさい。
  • 麻疹、水痘に見られるように、感染している人の咳やくしゃみで体外に出た飛沫が乾燥すると、感染力を有したまま空中に拡散し、その空気を吸い込むことで感染することを飛沫感染という。
  • 乳幼児の急性胃腸炎の原因は、細菌性のものよりウイルス性のものが多い。
  • ヘルパンギーナは、通常冬によく見られ、急な発熱と強いのどの痛みが特徴である。
  • 伝染性膿痂疹は、虫刺されや湿疹を掻いた部分に細菌感染を起こしたもので、かゆみを伴うことはまれである。
  • 突発性発疹は生後6か月~2歳に罹患することが多く、季節性の流行はみられない。

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この過去問の解説 (2件)

01

子どもの感染症の内容や潜伏期間を復習しておきましょう。

選択肢1. 麻疹、水痘に見られるように、感染している人の咳やくしゃみで体外に出た飛沫が乾燥すると、感染力を有したまま空中に拡散し、その空気を吸い込むことで感染することを飛沫感染という。

不適切です。

問題文の説明は空気感染についてです。

麻疹、水痘は、空気感染、接触感染、飛沫感染によって感染します。

選択肢2. 乳幼児の急性胃腸炎の原因は、細菌性のものよりウイルス性のものが多い。

適切です。

保育所では冬によく流行します。

発熱やおう吐などの症状があります。

選択肢3. ヘルパンギーナは、通常冬によく見られ、急な発熱と強いのどの痛みが特徴である。

不適切です。

ヘルパンギーナは、夏によくみられる夏風邪の一種です。

選択肢4. 伝染性膿痂疹は、虫刺されや湿疹を掻いた部分に細菌感染を起こしたもので、かゆみを伴うことはまれである。

不適切です。

伝染性膿痂疹はとびひとも呼ばれます。

かゆみがある水ぶくれができることが特徴のひとつです。

選択肢5. 突発性発疹は生後6か月~2歳に罹患することが多く、季節性の流行はみられない。

適切です。

突発性発疹は季節性の流行は見られません。

高熱が出ること、発疹ができることが特徴です。

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02

子どもの感染症には夏に流行りやすいものが多くあります。

ウイルス性の感染症が多いこともおさえておきましょう。

選択肢1. 麻疹、水痘に見られるように、感染している人の咳やくしゃみで体外に出た飛沫が乾燥すると、感染力を有したまま空中に拡散し、その空気を吸い込むことで感染することを飛沫感染という。

×:

咳やくしゃみを吸い込むことで感染することを飛沫感染といいます。

空気を吸い込むことで感染することは空気感染といいます。

選択肢2. 乳幼児の急性胃腸炎の原因は、細菌性のものよりウイルス性のものが多い。

〇:

主なウイルスにはロタウイルス、アデノウイルス、

ノロウイルスなどがあります。

接触や口を介して感染します。

選択肢3. ヘルパンギーナは、通常冬によく見られ、急な発熱と強いのどの痛みが特徴である。

×:

夏に流行りやすい感染症です。

 

選択肢4. 伝染性膿痂疹は、虫刺されや湿疹を掻いた部分に細菌感染を起こしたもので、かゆみを伴うことはまれである。

×:

とびひ」と呼ばれることが多いです。

かゆみが強いことが特徴で、感染力も強く、

夏に流行りやすい感染症です。

選択肢5. 突発性発疹は生後6か月~2歳に罹患することが多く、季節性の流行はみられない。

〇:

38℃以上の高熱が続き、熱が下がると発疹が出ます。

季節問わず罹患する可能性があり、2歳になるまでに、

ほぼ罹患するといわれています。

まとめ

子どもがかかりやすい感染症はたくさんあります。

まずは夏に流行りやすい感染症から覚えていきましょう。

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