保育士 過去問
令和7年(2025年)前期
問18 (保育原理 問18)

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問題

保育士試験 令和7年(2025年)前期 問18(保育原理 問18) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、保育に関連する法律についての記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

A  2005(平成17)年に制定された「食育基本法」では、子どもの保育を行うものは積極的に子どもの食育の推進に関する活動に取り組むことが求められている。
B  2000(平成12)年に制定された「児童虐待の防止等に関する法律」では、「児童虐待」を「児童にかかわるすべてのものによる虐待行為」と定義している。
C  1990(平成2)年に制定された「少子化社会対策基本法」は、「保育・幼児教育における全ての構成員が、相互に協力して子ども・子育て支援を行わなければならない」としている。
D  2004(平成16)年に制定された「発達障害者支援法」は、市町村は保育所における保育を行う場合は、「発達障害児の健全な発達が他の児童と共に生活することを通じて図られるよう適切な配慮をするものとする」としている。
E  2012(平成24)年の「児童福祉法」改正により、保育所その他の施設に訪問し、そこに入所する障害児が他の子どもとの集団生活に適応するための専門的な支援などを行う保育所等訪問支援が創設された。
  • A:○  B:○  C:×  D:○  E:×
  • A:○  B:×  C:×  D:○  E:○
  • A:×  B:○  C:×  D:○  E:×
  • A:×  B:×  C:○  D:×  E:○
  • A:×  B:×  C:○  D:×  E:×

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この過去問の解説 (1件)

01

各記述の適切・不適切は以下のとおりです。

A: B:× C:× D: E:

 

詳細な解説は正解選択肢に記載します。

選択肢1. A:○  B:○  C:×  D:○  E:×

誤り。

解説は正解選択肢に記載します。

選択肢2. A:○  B:×  C:×  D:○  E:○

正解選択肢です。

 

A:

 適切な記述です。

 

B:×

 不適切な記述です。

 「児童虐待の防止等に関する法律」における「児童虐待」の主体は

 保護者に限定されています。

 施設職員などによる虐待は原則として含まれていません。

 

C:×

 不適切な記述です。

 「少子化社会対策基本法(平成15年)」ではなく、

 「子ども・子育て支援法(平成24年)」に関する記述です。

 

 また、少子化社会対策基本法の制定は平成2年ではなく平成15年です。

 日本の少子化社会が本格化されたとされる1990年(平成2年)頃から

 10年以上経ってようやく法律が制定されたことは

 経緯として覚えておきましょう。

 

D:

 適切な記述です。

 

E:

 適切な記述です。

 平成24年に児童福祉法が改正されたこと、

 そこで「保育所等訪問支援」の制度が新設されたことは、

 頻出ですので覚えておきましょう。

選択肢3. A:×  B:○  C:×  D:○  E:×

誤り。

解説は正解選択肢に記載します。

選択肢4. A:×  B:×  C:○  D:×  E:○

誤り。

解説は正解選択肢に記載します。

選択肢5. A:×  B:×  C:○  D:×  E:×

誤り。

解説は正解選択肢に記載します。

まとめ

本問のように、法律等の細やかな知識を問う問題では、

確信をもって正解記述を探すことが難しい場合も多いと思います。

 

基本的には、不適切な記述を探すことが求められていますので、

主要法律に関する自分の知識をもとに、

違和感に気付けるようになりましょう。

 

例えば記述Cは、二つの誤りが混在していてややこしいですが、

 

・ 1990年という少子化初期にしては、やけに切迫していること

・ 「子ども・子育て支援」という単語をわざわざ引用していること

 

このあたりから、「別の法律の話をしているのでは?」

と気付くことができれば素晴らしいです。

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