ITパスポートの過去問
平成28年度 春期
ストラテジ系 問12

当期のA社の売上高におけるB社への販売分が2,000百万円のため、B社の当期仕入高のうち、2,000百万円はA社からのお金です。

連結損益計算書では、グループ会社同士のやり取りは除くため、B社単独での当期仕入高は1,000百万円となります。

A社の当期仕入高13,000百万と合わせると、14,000百万となります。

よって、「14,000」が正解です。

連結損益計算書とは、子会社などを含めた企業集団の経営成績をまとめて計算した報告書です。

親会社の損益計算書を元にグループ内の売上や仕入れなどの取引分を相殺して計算します。

問題では、Ａ社の売上高（20,000百万）のうち、B社への販売分が2,000百万になっています。

つまり、B社の当期仕入高のうち2,000百万分がグループ内での取引になるので、

B社の外部との当期仕入高は

3,000百万 - 2,000百万 = 1,000百万

になります。

B社からA社への仕入はないと記述されているので、当期の連結決算での当期仕入高は

13,000百万（A社）+1,000百万（B社）=14,000百万

になります。

よって、「14,000」が正しいです。

正解：14,000

連結損益計算書はグループ間の仕入れは含まずに計算します。

A社はB社からの仕入れはないため、A社独自の仕入高は13000百万円となります。

一方B社の仕入れ高は、A社の売上高におけるB社への販売分が2,000百万円であることから

B社独自の仕入れ高はB社の当期仕入高が3,000百万円からA社からの仕入分を引いた、1,000百万円となります。

よって、A社、B社の独自仕入れ高の合計が連結損益計算書の仕入高となるため、

13000+1000＝14000

となります。