ITパスポートの過去問
平成28年度 秋期
マネジメント系 問37

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問題

平成28年度 秋期 ITパスポート試験 マネジメント系 問37 (訂正依頼・報告はこちら)

情報システムで管理している機密情報について、ファシリティマネジメントの観点で行う漏えい対策として、適切なものはどれか。

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この過去問の解説 (4件)

01

出題文で求められているのは、「ファシリティマネジメントの観点で行う漏えい対策」の際の適切な記述です。


この設問は『ファシリティマネジメント』という言葉の意味について理解している必要があります。

最も適切なものを選ぶ形の選択肢となりますので、まずは、落ち着いて、すべての選択肢を読み較べてましょう。


ファシリティマネジメントとは、アルファベットでFacilities Managementと記述し、略してFMと表記することがあります。

ISO41001がこれに該当し、ファシリティを「土地、建物、構築物、設備等」と定義しています。

従って、ファシリティマネジメントとは、「土地、建物、構築物、設備等」の物理的な資産を経営上の最小のコストと最大の効果(最も理想的な状態)で保有することのできるように管理することを意味する言葉と言えます。


そのため、選択肢としては、2.の「コンピュータ室のある建物への入退館管理」のみが施設に関わる機密情報について触れており、文脈も適切であることから、これが正解と言えます。



1.の「ウイルス対策ソフトウェアの導入」は、セキュリティに関わりますが、施設について触れられておらず、ファシリティマネジメントとは言えません。

そのため、「適切なもの」とは言えません。


2.の「コンピュータ室のある建物への入退館管理」は、施設の機密情報に関わるため、ファシリティマネジメントとして、「適切なもの」と考えられます。

そのため、2.が正解となります。


3.の「情報システムに対するIDとパスワードの管理」は、セキュリティに関わりますが、施設について触れられておらず、ファシリティマネジメントとは言えません。

そのため、「適切なもの」とは言えません。


4.の「電子文書の暗号化の採用」も、セキュリティに関わりますが、施設について触れられておらず、ファシリティマネジメントとは言えません。

そのため、「適切なもの」とは言えません。



この設問では、「ファシリティマネジメントの観点で行う漏えい対策」についての知識が求められます。

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02

ファシリティマネジメントとは、企業が保有する不動産を適切に管理することです。
よって、正解は2です。

1、3、4は、いずれも不動産ではなくソフトウェアに対する対策のため、誤りです。

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03

ファシリティマネジメント(施設管理)とは、IT関連設備について、適切に使われているかを常に監視改善することです。
電気の瞬断対策のためにUPSを導入したり、地震対策のために免振床を設置したりすることが挙げられます。

ウイルス対策ソフトウェア、建物の入退館管理、IDとパスワードの管理、 文書の暗号化はすべて機密漏洩の対策として適切な方法ですが、
ファシリティ(設備)に関するものは選択肢2の建物の入退館管理だけです。

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04

正解は2です。

ファシリティマネジメントは、企業、団体等が保有又は使用する全施設資産、及びそれらの利用環境を経営戦略的視点から総合的に企画、管理、活用する管理手法のことです。

ファシリティマネジメントの管理対象は、土地、建物、構築物、設備等などの物理的な資産であるので、2が正しくなります。

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