ITパスポートの過去問
平成28年度 秋期
マネジメント系 問44
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問題
平成28年度 秋期 ITパスポート試験 マネジメント系 問44 (訂正依頼・報告はこちら)
内部統制の整備で文書化される、業務規定やマニュアルのような個々の業務内容についての手順や詳細を文章で示したものはどれか。
- 業務記述書
- 業務の流れ図
- スプレッドシート
- 要件定義書
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この過去問の解説 (4件)
01
選択肢をひとつずつ見ていきましょう。
1.業務記述書とは、個々の業務内容についての手順や詳細を文章で示したものです。よって、正解です。
2.業務の流れ図とは、業務の流れを図にした業務フロー図です。文章で示すものではないため、誤りです。
3.スプレッドシートとは、エクセルのような表計算できるものを指します。業務内容を記載するだけではないため、誤りです。
4.要件定義書とは、システムに求められる要件を定義した文章です。業務内容を記載するものではないため、誤りです。
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02
また、内部統制とは 企業が自社の業務を適正に遂行するために、体制を構築・運用する仕組みのことです。
1.【正解】
業務記述書とは、業務の内容をまとめた文書です。
2.
業務の流れ図(フローチャート)とは、業務の手順を図形と直線でまとめた図のことです。文書ではないので不適です。
3.
スプレッドシートとは、ExcelやGoogleスプレッドシートなどのセルが並んだ表計算ソフトのことです。
4.
要件定義書とは、顧客の要望や要求をまとめた文書のことです。内容が業務内容ではないため、不適です。
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03
1の業務記述書は、業務プロセスの詳細について記述した文書のことです。よって正しいです。
2の業務の流れ図は、業務プロセスを図で表し可視化した文書のことです。
3のスプレッドシートとは、業務で使用される表計算ソフトのことです。
4の要件定義書は、開発、発注するシステムやソフトウェアで実現する機能や性能について記述した文書のことです。
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04
それぞれの選択肢を見比べてみましょう。
4.の「要件定義書」は、製品やサービスについて顧客が求める要求事項を聞き取って、「何が必要とされているのか」を明確にするために作成される文書です。しかしながら、設問で求められている「個々の業務内容についての手順や詳細」を示したものとは言えず、正解とは考えられません。
3.の「スプレッドシート」は、表計算ソフトで使用されるマス目の並んだシートを意味する言葉です。そのため、『文章で示したもの』とは言えず、正解とは考えられません。
2.の「業務の流れ図」は、アルファベットで、DFD(Data Flow Diagram)または、WFA(Work Flow Architecture)と表記されることがあります。いずれも、必要な図形(記号)にいくつかの種類があり、法則に従って図式として作成されます。文書として、文字や写真が加えられることがありますが、手順というよりも、前後の工程を把握することが目的となることが多く、設問で求められている「個々の業務内容についての手順や詳細」を示したものとは言えず、正解とは考えられません。
1.の「業務記述書」は、担当する業務内容について、その詳細を説明するために記述された文書を指して言います。そのため、設問で求められている「個々の業務内容についての手順や詳細」を示したものと言えますので、正解と考えられます。
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