ITパスポートの過去問
平成28年度 秋期
マネジメント系 問48
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問題
平成28年度 秋期 ITパスポート試験 マネジメント系 問48 (訂正依頼・報告はこちら)
プロジェクトの目的を達成するために、プロジェクトで作成する必要のある成果物と、成果物を作成するために必要な作業を細分化した。この活動はプロジェクトマネジメントのどの知識エリアの活動か。
- プロジェクトコストマネジメント
- プロジェクトスコープマネジメント
- プロジェクトタイムマネジメント
- プロジェクトリスクマネジメント
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この過去問の解説 (4件)
01
「作成する必要のある成果物」「必要な作業」を見て正解の2.スコープマネジメントが選びます。スコープ (scope) とは、(影響)範囲のことです。
1.
プロジェクト"コスト"マネジメントは文字通り、予算や実際にかかった費用を管理することです。
2.
プロジェクト"スコープ"マネジメントは、プロジェクトの作業範囲ややるべきことを管理することです。
3.
プロジェクト"タイム"マネジメントは、プロジェクトの期間やメンバ個々の進捗を管理することです。
4.
プロジェクト"リスク"マネジメントは、プロジェクトで起こり得るリスクを管理することです。
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02
この設問では、『プロジェクトマネジメント』の理解度が求められています。
それぞれの選択肢の違いを読み解きながら、正解と呼べる説明文を探してみましょう。
4.の「プロジェクトリスクマネジメント」は、対象のプロジェクトに対して、発生が想定されるリスクを分析し、その対策を検討し、計画として立案することでリスクによる損失を管理することを目的とするプロジェクトマネジメントです。そのため、「プロジェクトで作成する必要のある成果物と、成果物を作成するために必要な作業を細分化したプロジェクトマネジメント」とは言えず、正解とは認められません。
3.の「プロジェクトタイムマネジメント」は、対象となるプロジェクトの進捗状況を把握し、トラブルの発生や、顧客の要求事項の変更を受けてのスケジュールの調整を行うことを目的とするプロジェクトマネジメントです。そのため、「プロジェクトで作成する必要のある成果物と、成果物を作成するために必要な作業を細分化したプロジェクトマネジメント」とは言えず、正解とは認められません。
2.の「プロジェクトスコープマネジメント」とは、対象となるプロジェクトに対して、そのプロジェクトの推進に必要となる資源と作業内容をもれなく把握し、また、過剰とならないように調整することを目的とするプロジェクトマネジメントです。そのため、「プロジェクトで作成する必要のある成果物と、成果物を作成するために必要な作業を細分化したプロジェクトマネジメント」と言えますので、正解と考えられます。
1.の「プロジェクトコストマネジメント」は、対象となるプロジェクトのコストを把握し、予算内に収まるように調整することを目的とするプロジェクトマネジメントです。そのため、「プロジェクトで作成する必要のある成果物と、成果物を作成するために必要な作業を細分化したプロジェクトマネジメント」とは言えず、正解とは認められません。
以上の理由から、正解は2.と考えられます。
それぞれの言葉の意味を噛み締めながら回答する必要がある問題と言えます。
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03
1.プロジェクトコストマネジメントとは、プロジェクトを遂行するのにかかる費用が予算どおりに収まるようにマネジメントすることです。よって、誤りです。
2.プロジェクトスコープマネジメントとは、プロジェクトで作成する成果物と、成果物を作成するのに必要な作業をマネジメントすることです。よって、正解です。
3.プロジェクトタイムマネジメントとは、プロジェクトが期間内に完了するようにマネジメントすることです。よって、誤りです。
4.プロジェクトリスクマネジメントとは、プロジェクトで発生しうるリスクをマネジメントすることです。よって、誤りです。
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04
1のプロジェクトコストマネジメントは、プロジェクトのコストを見積り、費用が予算内に収まるように管理を行うプロセスのことです。
2は正解のプロジェクトスコープマネジメントです。
3のプロジェクトタイムマネジメントは、プロジェクトのスケジュールを作成し、スケジュールの調整を行う管理プロセスのことです。
4のプロジェクトリスクマネジメントは、プロジェクトのリスクを識別し、リスクの修正を行う管理プロセスのことです。
プロジェクトスコープマネジメントは、プロジェクトの実施範囲を定義し、成果物単位でプロジェクト全体を階層的に要素分解したWBSの作成などを行う管理プロセスのことです。
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