ITパスポートの過去問 平成29年度 春期 テクノロジ系 問93

選択肢をひとつずつ見ていきましょう。

１．OSSの導入作業を有償で提供することもあります。
よって、適切です。

２．OSSは再配布に制限がありませんが、独自に利用禁止のライセンス条件を追加することはできません。
よって、適切ではないため、正解です。

３．OSSは再配布に制限がありません。
よって、適切です。

４．OSSは改造に制限がありません。
よって、適切です。

回答　２．自社で改造したOSSを、元のOSSのライセンス条件に同業他社での利用禁止を追加してOSSとして公開した。

解説：　OSS（Open Source Software)は、誰でも、自由に使用、複製、再配布しても好いとされています。他社での利用を禁止するというのは正しくないこととなります。

OSSとはソフトウェアのソースコードを無償で公開し、誰もが改良や再配布を行うことを許可されているソフトウェアのことです。ただし、使用/公開においてはソフトウェアのライセンスに準拠する必要があります。

他社の導入作業を行う際にサポートを有償で行うことは可能です。
よって、1は不正解となります。

OSSのライセンス条件に独自の制約を加えることはできません。
よって、2が正解です。

OSSを再配布することに制限はありません。
よって、3は不正解となります。

OSSを独自に改良することは可能です。
よって、4は不正解となります。