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ITパスポートの過去問 令和元年度 秋期 マネジメント系 問47

問題

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ソフトウェアの品質を判定する指標として、機能単位の不良件数をその開発規模で割った値を“不良密度”と定義する。不良密度の下限値と上限値を設定し、実績値がその範囲を逸脱した場合に問題ありと判定するとき、A 工程では問題がなく、B 工程で問題があると判定される機能はどれか。ここで、不良密度の下限値は 0.25件/KS、上限値は 0.65件/KSとする。また、不良密度の下限値、上限値及び開発規模は、両工程とも同じとする。
   1 .
機能1:開発規模 10(KS)  A工程の不良件数  6(件)  B工程の不良件数  3(件)
   2 .
機能2:開発規模 20(KS)  A工程の不良件数 14(件)  B工程の不良件数 10(件)
   3 .
機能3:開発規模 50(KS)  A工程の不良件数 10(件)  B工程の不良件数 40(件)
   4 .
機能4:開発規模 80(KS)  A工程の不良件数 32(件)  B工程の不良件数  8(件)
( 令和元年度 秋期 ITパスポート試験 マネジメント系 問47 )
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この過去問の解説 (3件)

7

それぞれの不良密度の上限値と下限値を求めます。
機能1
上限値=開発規模×上限値=10(KS)×0.65(件/KS)=6.5件
下限値=開発規模×下限値=10(KS)×0.25(件/KS)=2.5件
よって、どちらも範囲内です。

機能2
上限値=開発規模×上限値=20(KS)×0.65(件/KS)=13件
下限値=開発規模×下限値=20(KS)×0.25(件/KS)=5件
よって、A工程は上限を上回っていますが、B工程は範囲内です。
機能3
上限値=開発規模×上限値=50(KS)×0.65(件/KS)=32.5件
下限値=開発規模×下限値=50(KS)×0.25(件/KS)=12.5件
よって、A工程は下限を下回っており、B工程は上限を上回っています。

機能4
上限値=開発規模×上限値=80(KS)×0.65(件/KS)=52件
下限値=開発規模×下限値=80(KS)×0.25(件/KS)=20件
よって、A工程は範囲内ですが、B工程は下限を下回っています。
これらより、4が正解です。

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5
各機能での不良密度で計算したの上下限の件数を計算して、A 工程が限度内、B 工程が限度外なものが正解です。

1 .機能1
上限値:10×0.65=6.5(件) 
下限値:10×0.25=2.5(件)

A工程の不良件数  6(件)〇
B工程の不良件数  3(件)〇

2 .機能2
上限値:20×0.65=13(件) 
下限値:20×0.25=5(件)

A工程の不良件数 14(件)× 
B工程の不良件数 10(件)〇

3 .機能3
上限値:50×0.65=32.5(件) 
下限値:50×0.25=12.5(件)

A工程の不良件数 10(件)×
B工程の不良件数 40(件)×

4 .機能4:
上限値:80×0.65=52(件)
下限値:80×0.25=20(件)

A工程の不良件数 32(件)〇 
B工程の不良件数  8(件)×

したがって、4が正解です。

2

それぞれの工程の上限値と下限値を計算し、実績値がその範囲を逸脱していないか確認します。

1.
上限値:10×0.65=6.5件 
下限値:10×0.25=2.5件

A工程の6件とB工程の3件は、上限と下限の範囲内なので、問題なしです。

2.
上限値:20×0.25=13件
下限値:20×0.65=5件

A工程の14件は上限を上回っていますが、B工程の10件は問題なしです。

3.
上限値:50×0.65=32.5件
下限値:50×0.25=12.5件

A工程の10件は下限を下回っていて、B工程の40件は上限を上回っています。

4.
上限値:80×0.65=52件
下限値:80×0.25=20件

A工程の32件は問題なしですが、B工程の8件は下限を下回っています。

よって、A工程では問題がなく、B工程で問題があると判定される機能は4となります。

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