ITパスポートの過去問
令和2年度 秋期
マネジメント系 問52
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問題
令和2年度 秋期 ITパスポート試験 マネジメント系 問52 (訂正依頼・報告はこちら)
情報システム部門が受注システム及び会計システムの開発・運用業務を実施している。受注システムの利用者は営業部門であり、会計システムの利用者は経理部門である。財務報告に係る内部統制に関する記述のうち、適切なものはどれか。
- 内部統制は会計システムに係る事項なので、営業部門は関与せず、経理部門と情報システム部門が関与する。
- 内部統制は経理業務に係る事項なので、経理部門だけが関与する。
- 内部統制は財務諸表などの外部報告に影響を与える業務に係る事項なので、営業部門、経理部門、情報システム部門が関与する。
- 内部統制は手作業の業務に係る事項なので、情報システム部門は関与せず、営業部門と経理部門が関与する。
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この過去問の解説 (3件)
01
内部統制とは、「業務の有効性及び効率性」「財務報告の信頼性」「事業活動に関わる法令等の遵守」「資産の保全」という四つの目的を達成するために、事業活動の中で日常的に組み込まれているルールや仕組みのことです。
「財務報告の信頼性」においては、企業の財務上の結果を報告する財務諸表の適正性と信頼性を保つために、大きな影響を及ぼす可能性のある情報すべてに対して信頼性を求める必要があります。
限られた部署によるものではありませんので、3が正解となります。
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02
財務報告に係る内部統制に関係するシステムと部門は以下の通りです。
システム・・・会計システム、受注システム
部門 ・・・対象システムの開発部門、運用部門、利用部門
会計システムで計上する売上は、受注システムと連携するため、受注システムも対象になります。また、対象のシステムが適切に開発、運用、利用されていることを確認する必要があるため、それぞれの部門が対象になります。
1.不正解です。営業部門と受注システムも関与します。
2.不正解です。経理部門だけではありません。
3.正解です。
4.不正解です。情報システム部門も関与します。
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03
内部統制
「内部統制とは、基本的に、業務の有効性及び効率性、財務報告の信頼性、事業活動に関わる法令等の遵守並びに資産の保全の4つの目的が達成されているとの合理的な保証を得るために、業務に組み込まれ、組織内のすべての者によって遂行されるプロセスをいい、統制環境、リスクの評価と対応、統制活動、情報と伝達、モニタリング(監視活動)及びIT(情報技術)への対応の6つの基本的要素から構成される。」
財務報告に係る内部統制
「内部統制は、基本的に、企業等の4つの目的(①業務の有効性及び効率性、②財務報告の信頼性、③事業活動に関わる法令等の遵守、④資産の保全)の達成のために企業内のすべての者によって遂行されるプロセスであり、6つの基本的要素(①統制環境、②リスクの評価と対応、③統制活動、④情報と伝達、⑤モニタリング、⑥ITへの対応)から構成される。このうち、財務報告の信頼性を確保するための内部統制を「財務報告に係る内部統制」と定義」
このことから、財務報告に係る内部統制には、実際の営業活動を行っている部門をはじめとして、その活動による売り上げ利益に対する会計業務を行う部門、それらのデータの正確性、や保全性などを賄うシステム業務に関する部門等、企業内のすべての部門が関与します。
従って、正解は3となります。
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