ITパスポート 過去問
令和7年度
問55 (マネジメント系 問20)

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問題

ITパスポート試験 令和7年度 問55(マネジメント系 問20) (訂正依頼・報告はこちら)

システム開発プロジェクトの開始に当たり、人的資源に関する計画書を作成することにした。この計画において、要員を適切に配置し、より良いパフォーマンスを得るために考慮すべき事項として、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。

a  プロジェクトに必要なスキルが要員に不足している場合は、トレーニングを計画する。
b  プロジェクトに必要なスキルよりも、要員の確保を常に優先するように計画する。
c  要員をフレキシブルに配置するために、要員の役割と責任は、プロジェクトの計画段階では明確にせず、プロジェクトの開始後に定める。
  • a
  • a、b、c
  • a、c
  • c

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この過去問の解説 (1件)

01

プロジェクトを成功させるためには、適切なスキルを持つ要員を配置し、彼らが最大限のパフォーマンスを発揮できる環境を整えることが非常に重要です。

本問では提示された3つの記述が、人的資源計画において適切であるかどうかを判断する必要があります。

プロジェクトマネジメントの基本的な考え方、特に要員のスキル、確保、そして役割と責任の明確化について理解しているかがポイントとなります。

 

各選択肢を解説します。

 

a プロジェクトに必要なスキルが要員に不足している場合は、トレーニングを計画する。

選択肢のような場合、要員不足を補うためにトレーニングを計画することは、要員により高いパフォーマンスを発揮してもらうために非常に有効な手段です。

そのため本選択肢は正しいです。
 

b プロジェクトに必要なスキルよりも、要員の確保を常に優先するように計画する。
要員の確保は重要ですが、要員の確保を常に優先することは、プロジェクトの品質低下や遅延を招くリスクがあります

スキルが不足した要員を無理に配置しても、期待通りの成果は得られないからです。

そのため本選択肢は誤っています。


 

c 要員をフレキシブルに配置するために、要員の役割と責任は、プロジェクトの計画段階では明確にせず、プロジェクトの開始後に定める。

プロジェクトの成功には、各要員の役割と責任を早期に明確にすることが不可欠です。

計画段階で役割と責任を定めることで、各要員が自身のタスクを理解し、効率的に作業を進めることができます。

これが不明確なままだと混乱や認識のずれが生じてしまい、非効率や手戻りの原因となります。

そのため本選択肢は誤っています。

選択肢1. a

本選択肢が正解です。

選択肢2. a、b、c

b、cは誤っているため、本選択肢は不正解です。

選択肢3. a、c

cは誤っているため、本選択肢は不正解です。

選択肢4. c

cは誤っているため、本選択肢は不正解です。

まとめ

この問題は、システム開発プロジェクトにおける人的資源計画の基本原則を問うものでした。

プロジェクトマネジメントにおいて、要員の確保や配置は非常に重要な要素です。

 

同様の問題が出題された際には、プロジェクト成功のため必要なことや、効率的・効果的なプロジェクトマネジメントとは何か、という視点を持って解答するようにしましょう。

他には、「常に~」、「全て~ない」といった極端な表現を含む記述は、誤りである可能性が高いことが挙げられます。

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