1級管工事施工管理技士の過去問
平成29年度(2017年)
問題A 問3

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問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 平成29年度(2017年) 学科試験 問題A 問3 (訂正依頼・報告はこちら)

浮遊粉じんに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 浮遊粉じんは、在室者の活動により、衣類の繊維の組織やほこりなどが原因で発生し、その量は空気の乾燥により減少する傾向にある。
  • 「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」においては、居室における浮遊粉じんの量の測定は、相対沈降径がおおむね10μm以下の浮遊粉じんを測定する機器等を用いて行うこととなっている。
  • 「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」においては、居室における浮遊粉じんの量は、おおむね空気1m3につき0.15mg以下とすることとなっている。
  • 浮遊粉じんの濃度表示には、一般的に、個数濃度又は質量濃度が使われる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解 1


1 乾燥している室内における浮遊粉塵は室内にいる者の移動、行動により衣服の繊維やちり、ほこりが舞いやすくなり増えやすくなります。

2<建築物における衛生的環境の確保に関する法律>
の第三条の二は浮遊粉塵の測定について書かれています。

3 厚生労働省の<建築物環境衛生基準>において空気環境の調整の項目に書かれています。

4 浮遊粉塵の濃度表示には、一般的に個数濃度又は質量濃度があります。

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02

浮遊粉じんに関する問題です。

選択肢1. 浮遊粉じんは、在室者の活動により、衣類の繊維の組織やほこりなどが原因で発生し、その量は空気の乾燥により減少する傾向にある。

適当ではありません。

「空気の乾燥」により浮遊粉じんは増加する傾向にあります。

空気中の湿度が高くなれば粉じんはそれにくっつき浮遊しにくくなります。

選択肢2. 「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」においては、居室における浮遊粉じんの量の測定は、相対沈降径がおおむね10μm以下の浮遊粉じんを測定する機器等を用いて行うこととなっている。

適当です。

これは本文そのままおさえましょう。

「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」において、居室における浮遊粉じんの量の測定は、相対沈降径がおおむね「10μm以下」の浮遊粉じんを測定する機器等を用いて行います。

選択肢3. 「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」においては、居室における浮遊粉じんの量は、おおむね空気1m3につき0.15mg以下とすることとなっている。

適当です。

これは数値をしっかりおさえておきましょう。

「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」においては、居室における浮遊粉じんの量は、おおむね「空気1m3につき0.15mg以下」とすることとなっています。

選択肢4. 浮遊粉じんの濃度表示には、一般的に、個数濃度又は質量濃度が使われる。

適当です。

浮遊粉じんの濃度表示には、一般的に、個数濃度(エアロゾルの単位体積あたりの粒子の個数で、単位は個/cm3,)又は質量濃度(混合流体の濃度を単位容積当たりの質量で表したもので、単位はkg/m3)が使われます。

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03

1.誤りです。 

 空気が乾燥している状態では、粉じんが舞いやすくなるため、一般に浮遊粉じん量は多くなります。

2.設問の通りです。

 室内空気管理環境基準に、空気1m3中に0.15mg以下と規定されています。


3.設問の通りです。

 2の解説の通りです。


4.設問の通りです。

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