1級管工事施工管理技士の過去問
平成30年度(2018年)
問題A 問9
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問題
1級 管工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年) 学科試験 問題A 問9 (訂正依頼・報告はこちら)
冷凍に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 冷凍とは、物質あるいは空間を周囲の大気温度以下の所定温度に冷却する操作をいう。
- 冷媒による冷凍とは、冷凍すべき物体から冷媒が蒸発する際に必要とする顕熱を奪うことである。
- 現在、冷凍に広く使用されている冷媒には、アンモニア、フロン、ハイドロカーボン、水などがある。
- 冷媒の状態変化を表したモリエ線図は、縦軸に絶対圧力、横軸に比エンタルピーをとったもので、冷媒の特性を分析する場合などに用いられる。
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この過去問の解説 (3件)
01
冷凍に関する問題です。
ここでは冷凍に対する定義、冷凍のために用いる冷媒に関する問題になっています。
適当です。
冷凍の定義について述べており、物質あるいは空間を周囲の大気温度以下の所定温度に冷却する操作をさします。
適当ではありません。
冷媒による冷凍とは、冷凍すべき物体から冷媒が蒸発する際に必要とする「潜熱」を奪うことになります。身近な例としては注射の前のアルコール消毒でヒヤッとする感覚です。
適当です。
冷媒の種類に関して述べており、本文のとおりアンモニア、フロン、ハイドロカーボン、水などがあります。
「モリエ線図」に関して述べており、本文のとおり縦軸に絶対圧力、横軸に比エンタルピーをとったもので、冷媒の特性を分析する場合などに用いられます。
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02
1 冷凍とは、物質あるいは空間を周囲の大気温度以下の所定温度に継続的に下げ保持することを言います。
2 潜熱を物体より奪うことを言います。
3 上記の通りになります。
4 上記の通りになります。
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03
冷凍に関する問題です。
正
問題文の通りです。
冷凍は、物体や周囲を大気温度以下の設定した温度まで冷却して低温とし、その低温状態を維持することと言えます。
誤
冷媒による冷凍とは、冷凍すべき物体から、冷媒が蒸発する際に必要とする、顕熱ではなく、潜熱を奪うことです。
冷媒は臨界温度が常温より高く、常温で圧縮して冷却すれば液体となるガスを使用します。
ガス体はある温度以上では、圧力を加えても液化せず、このときの温度が臨界温度です。
ガス体を液化するには、臨界温度以下に冷却する必要があります。
正
問題文の通りです。
アンモニアは、毒性と可燃性があり、除害設備を要します。銅系材料には使用できない欠点があります。
フロンは、オゾン層を破壊するため、製造禁止されています。
水は、圧縮機が大きくなり、圧縮紐大きく、設備のコストが大きいのが欠点です。
正
問題文の通りです。
モリエ線図の参考図を例として示します。(説明は省略します)
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