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1級建築施工管理技士の過去問 平成30年(2018年) 午前 問19

問題

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消火設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
   1 .
不活性ガス消火設備は、二酸化炭素などによる冷却効果、窒息効果により消火するもので、博物館の収蔵庫に適している。
   2 .
粉末消火設備は、粉末消火剤による負触媒効果、窒息効果により消火するもので、自動車車庫に適している。
   3 .
泡消火設備は、泡状の消火剤による冷却効果、窒息効果により消火するもので、電気室に適している。
   4 .
水噴霧消火設備は、微細な霧状の水による冷却効果、窒息効果により消火するもので、指定可燃物貯蔵所に適している。
( 1級 建築施工管理技術検定試験 平成30年(2018年) 午前 問19 )
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この過去問の解説 (2件)

46
正解は3です。

1:設問通りです。
不活性ガス消火設備は、電気室や美術館、精密機械、電気通信機室等に設置されるもので、消火剤による汚損が少なく、復旧を早急にすることが必要な施設に設置されるものです。
不活性ガス消火設備の構成は、消火剤貯蔵容器、起動用ガス容器、選択弁、配管、噴射ヘッド、操作箱、感知器、制御盤、音響警報装置及び蓄電池設備等から構成されています。
不活性ガス消火設備の消火剤は4種類あり、防護区画内に消火剤を放出し、酸素濃度を下げて消火する設備です。

2:設問通りです。
粉末消火設備の設置対象物は、不活性ガス消火設備とほぼ同様です。
粉末消火設備は粉末消火剤貯蔵タンク、加圧用ガス容器、起動用ガス容器、選択弁、配管、噴射ヘッド、手動起動装置、感知器、制御盤、音響警報装置及び蓄電池設備等から構成されています。
消火原理は、燃焼の連鎖反応を抑制する負触媒効果によるもので、消火剤には4種類あります。

3:誤りです。
泡消火設備は、火源に多量の泡を放出して表面を泡で覆う窒息作用と冷却作用により消火しますが、電気絶縁性がないので、電気火災の多い電気室、通信機器室、ボイラー室には不適切です。
電気室に適切な消火設備は、この問題の1の解説の通り、不活性ガス消火設備です。

4:設問通りです。
水噴霧消火設備はスプリンクラー設備と同様に水を散水して火災を消火する設備です。
スプリンクラー設備との違いは、散水される水の粒が細かく、火災時の熱によって急激に蒸発するときに熱を奪うことによる冷却効果と、燃焼面を蒸気で覆うことによって酸素を遮断する窒息効果によって消火する設備である点です。
水噴霧消火設備の構成は、開放型スプリンクラー設備の構成で開放型スプリンクラーヘッドの変わりに「水噴霧ヘッド」を設置したものです。

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2

以下、選択肢ごとに解説します。

選択肢1. 不活性ガス消火設備は、二酸化炭素などによる冷却効果、窒息効果により消火するもので、博物館の収蔵庫に適している。

正しい。

設問の通りです。

選択肢2. 粉末消火設備は、粉末消火剤による負触媒効果、窒息効果により消火するもので、自動車車庫に適している。

正しい。

設問の通りです。

選択肢3. 泡消火設備は、泡状の消火剤による冷却効果、窒息効果により消火するもので、電気室に適している。

誤り。

泡消火設備は、泡状の消火剤による冷却効果、窒息効果により消火するもので、電気室に不適切です。

 

選択肢4. 水噴霧消火設備は、微細な霧状の水による冷却効果、窒息効果により消火するもので、指定可燃物貯蔵所に適している。

正しい。

設問の通りです。

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