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1級建築施工管理技士の過去問 平成30年(2018年) 午前 問45

問題

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鉄筋コンクリート造建築物の小口タイル張り壁面の浮きの調査方法と改修工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
   1 .
打診法は、打診用ハンマーなどを用いてタイル張り壁面を打撃して、反発音の違いから浮きの有無を調査する方法である。
   2 .
赤外線装置法は、タイル張り壁面の内部温度を赤外線装置で測定し、浮き部と接着部における熱伝導の違いにより浮きの有無を調査する方法で、天候や時刻の影響を受けない。
   3 .
アンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法は、タイル陶片の浮きがなく目地モルタルが健全で、構造体コンクリートと下地モルタル間に浮きが発生している場合に用いる工法である。
   4 .
注入口付アンカーピンニングエポキシ樹脂注入タイル固定工法は、構造体コンクリートと下地モルタル間に浮きがなく、タイル陶片のみに浮きが発生している場合に用いる工法である。
( 1級 建築施工管理技術検定試験 平成30年(2018年) 午前 問45 )
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この過去問の解説 (2件)

30
正解は2です。

1:設問通りです。

2:誤りです。
赤外線装置法は、建物の外壁タイルやモルタル仕上げの壁面において、浮き部(剥離部)と健全部の熱伝導の違いによって生じる表面の温度差を赤外線画像装置により測定して、浮き部(剥離部)を検出する方法です。
撮影時の環境温度、壁面が受ける日射強度及び日射の蓄積時間、季節、天候、時刻、気温などの影響を受けやすい方法です。
日中の温度が5℃以下では、測定は出来ません。
また、調査面の方角にもよりますが、表面温度差が出にくい建物の北面が調査必要な面である場合は、4月頃から10月頃の外気温が高い期間に実施した方が良いとされています。

3:設問通りです。
アンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法は、外壁の欠損や浮きの補修を行う工法です。
タイルには浮きがなく、下地のモルタルやコンクリートに浮きが生じている場合に行う工法です。
施工手順は下記の通りです。
①浮きがある部分に穴を開ける。(タイルとタイルの間に穴を開ける。)
②埃を除去する。
③エポキシ樹脂を注入する。
④アンカーピンを挿入する。
⑤仕上げ(パテ仕上げ)をする。

4:設問通りです。
注入口付アンカーピンニングエポキシ樹脂注入タイル固定工法は、下地モルタルとコンクリートには浮きが無く、タイルに浮きが生じている場合に行う工法です。
施工手順は下記の通りです。
①浮きがある部分に穴を開ける。(浮いているタイルに突き刺す。)
②埃を除去する。
③エポキシ樹脂を注入する。
④アンカーピンを挿入する。
⑤仕上げ(キャッピング)をする。

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以下、選択肢ごとに解説します。

選択肢1. 打診法は、打診用ハンマーなどを用いてタイル張り壁面を打撃して、反発音の違いから浮きの有無を調査する方法である。

正しい。

設問の通りです。

選択肢2. 赤外線装置法は、タイル張り壁面の内部温度を赤外線装置で測定し、浮き部と接着部における熱伝導の違いにより浮きの有無を調査する方法で、天候や時刻の影響を受けない。

誤り。

赤外線装置法は、タイル張り壁面の表面温度を赤外線装置で測定し、剥離部分を検出する方法で、天候や時刻に左右されます。

選択肢3. アンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法は、タイル陶片の浮きがなく目地モルタルが健全で、構造体コンクリートと下地モルタル間に浮きが発生している場合に用いる工法である。

正しい。

設問の通りです。

選択肢4. 注入口付アンカーピンニングエポキシ樹脂注入タイル固定工法は、構造体コンクリートと下地モルタル間に浮きがなく、タイル陶片のみに浮きが発生している場合に用いる工法である。

正しい。

設問の通りです。

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