1級建築施工管理技士の過去問
平成30年(2018年)
午前 問12

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 平成30年(2018年) 午前 問12 (訂正依頼・報告はこちら)

左官材料に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • せっこうプラスターは、乾燥が困難な場所や乾湿の繰返しを受ける部位では硬化不良となりやすい。
  • セルフレベリング材は、せっこう組成物やセメント組成物に骨材や流動化剤等を添加した材料である。
  • セメントモルタルの混和材として消石灰を用いると、こて伸びがよく、平滑な面が得られる。
  • ドロマイトプラスターは、それ自体に粘りがないためのりを必要とする。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は4です。

1:設問通りです。
キッチンや洗面室など、湿度の高い場所においては、芯材および表面に防水加工を施したシージングプラスターボードを使用します。

2:設問通りです。
セルフレベリングとは、自己水平性を持った床材で、トンボ、鏝で均すだけで、平たん、平滑な面を鏝押えなしで仕上げる材料です。
レベラー・SL材とも呼ばれていて、主に住宅用基礎の天端やビル・マンション・病院・学校他、内部の床で仕上げ精度を要するところに使います。

3:設問通りです。

4:誤りです。
ドロマイトプラスターは、一般に粘度が高く、のりを用いずに水と練り合わせ施工することができます。
炭酸石灰と炭酸苦土が結合した鉱物ドロマイトで、1927年に製産が開始されて以来、内部塗壁材の主原料となっていました。1950年代の学校や公共施設の内壁はほとんどドロマイトプラスターだったようですが、1950年頃ラスボードプラスターが開発され左官工事も大きく変化し、現在においては公共施設の内壁も塗装やクロス仕上げとなり、ほとんど使用されていないようです。
昭和30年代の内壁の仕様の一例として、「コンクリート下地にモルタル下塗り、ドロマイトプラスター仕上げ」や「木刷り下地に骨材入りドロマイトプラスター下塗り、ドロマイトプラスター仕上げ」などがあります。

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02

以下に解説します。

 

選択肢4. ドロマイトプラスターは、それ自体に粘りがないためのりを必要とする。

誤り。

ドロマイトプラスターは、一般に粘度が高く、水と練り合わせ施工します。内装仕上げに使用されます。

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