1級建築施工管理技士の過去問
平成30年(2018年)
午前 問26

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 平成30年(2018年) 午前 問26 (訂正依頼・報告はこちら)

鉄筋の機械式継手に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • ねじ節継手とは、熱間形成されたねじ節鉄筋の端部に鋼管(スリーブ)をかぶせた後、外側から加圧して鉄筋表面の節にスリーブを食い込ませて接合する工法である。
  • 充填継手とは、内面に凹凸のついた比較的径の大きい鋼管(スリーブ)に異形鉄筋の端部を挿入した後、スリーブ内に高強度の無収縮モルタル等を充填して接合する工法である。
  • 端部ねじ継手とは、端部をねじ加工した異形鉄筋、あるいは加工したねじ部を端部に圧接した異形鉄筋を使用し、雌ねじ加工されたカップラーを用いて接合する工法である。
  • 併用継手は、2種類の機械式継手を組み合わせることでそれぞれの長所を取り入れ、施工性を改良したものである。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は1です。

1:誤りです。
設問の文章は、鋼管圧着継手の説明です。
ねじ節鉄筋継手は、ねじ節の鉄筋をカプラーの中に入れて固定する継手です。ねじ節の鉄筋とは、鉄筋の表面をネジ加工したものです。よって、ねじ節鉄筋を、ネジを締める要領でカプラーに挿入できます。ネジがかみ合うことで鉄筋が固定されます。さらに、グラウト材を注入して固定します。

2:設問通りです。

3:設問通りです。

4:設問通りです。
補足として、機械式継手とは、鉄筋同士を機械的に接合した継手です。「機械的に」とは、溶接や圧接以外の方法のことを言います。鉄筋を機械的に接合する方法、機械式継手は大きく分けて以下の5種類があります。それぞれの特徴を覚えましょう。
①ねじ節鉄筋継手
②モルタル充填継手
③端部ねじ加工継手
④鋼管圧着継手
⑤上記の併用継手

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02

以下、選択肢ごとに解説します。

選択肢1. ねじ節継手とは、熱間形成されたねじ節鉄筋の端部に鋼管(スリーブ)をかぶせた後、外側から加圧して鉄筋表面の節にスリーブを食い込ませて接合する工法である。

誤り。

ねじ節継手とは、異形鉄筋の節状がネジ状になるように圧延べされた鉄筋を雌ネジ加工されたカップラーを用いて接合する工法です。

選択肢2. 充填継手とは、内面に凹凸のついた比較的径の大きい鋼管(スリーブ)に異形鉄筋の端部を挿入した後、スリーブ内に高強度の無収縮モルタル等を充填して接合する工法である。

正しい。

設問の通りです。

選択肢3. 端部ねじ継手とは、端部をねじ加工した異形鉄筋、あるいは加工したねじ部を端部に圧接した異形鉄筋を使用し、雌ねじ加工されたカップラーを用いて接合する工法である。

正しい。

設問の通りです。

選択肢4. 併用継手は、2種類の機械式継手を組み合わせることでそれぞれの長所を取り入れ、施工性を改良したものである。

正しい。

設問の通りです。

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