1級建築施工管理技士 過去問
平成30年(2018年)
問60 (午後 問60)

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 平成30年(2018年) 問60(午後 問60) (訂正依頼・報告はこちら)

品質管理における検査に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 無試験検査は、工程が安定状態にあり、品質状況が定期的に確認でき、そのまま次工程に流しても損失は問題にならない場合に適用される。
  • 間接検査は、購入者側が受入検査を行うことによって、供給者側の試験を省略する検査である。
  • 非破壊検査は、品物を試験してもその商品価値が変わらない検査である。
  • 全数検査は、工程の品質状況が悪く継続的に不良率が大きく、決められた品質水準に修正しなければならない場合に適用される。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

1:設問の通りです。

2:誤りです。
間接検査は受入検査の一つで、供給者側の検査成績を必要に応じて確認することで受入側(購入者側)の試験を省略します。

3:設問の通りです。
鉄骨等の溶接部を検査する、超音波探傷検査(UT検査:Ultrasonic Testing)などがその代表例となります。

4:設問の通りです。

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02

品質管理における検査についての出題です。

選択肢1. 無試験検査は、工程が安定状態にあり、品質状況が定期的に確認でき、そのまま次工程に流しても損失は問題にならない場合に適用される。

設問の通りです。無試験検査は、サンプルなどに試験を直接行わずに、品質情報・技術情報等により合否を行うものです。

選択肢2. 間接検査は、購入者側が受入検査を行うことによって、供給者側の試験を省略する検査である。

間接検査とは、供給者の検査システム及び提出された検査結果を評価し、試験することによる合否判定検査です。

選択肢3. 非破壊検査は、品物を試験してもその商品価値が変わらない検査である。

設問の通り、非破壊検査は、品質を試験してもその商品価値が変わらない検査です。

選択肢4. 全数検査は、工程の品質状況が悪く継続的に不良率が大きく、決められた品質水準に修正しなければならない場合に適用される。

設問の通り。また全数検査は、わずかな不良品でも人命に危険が及ぶ場合に適用されます。

まとめ

検査名等の覚えにくい名詞が並びます。根気よく記憶しましょう。

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03

解説は下記の通りです。

選択肢1. 無試験検査は、工程が安定状態にあり、品質状況が定期的に確認でき、そのまま次工程に流しても損失は問題にならない場合に適用される。

正です。

無試験検査は品質状況が定期的に確認でき、そのまま次工程に流しても損失は問題にならない場合に適用されます。

選択肢2. 間接検査は、購入者側が受入検査を行うことによって、供給者側の試験を省略する検査である。

誤です。

購入者ではなく供給者が行った購入者検査を確認することで、購入者の試験を省略することです。

選択肢3. 非破壊検査は、品物を試験してもその商品価値が変わらない検査である。

正です。

企画などの基準に従って合否判定ができ、

品物を試験してもその商品価値が変わらない検査です。

選択肢4. 全数検査は、工程の品質状況が悪く継続的に不良率が大きく、決められた品質水準に修正しなければならない場合に適用される。

正です。

全数検査は工程の品質状況が悪く継続的に不良率が大きく、決められた品質水準に修正しなければならない場合に適用されます。

後工程や消費者に重大な損失を与えるようなもので、すべての対象について行う必要のある場合に行います。

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