1級建築施工管理技士 過去問
令和元年(2019年)
問1 (午前 問1)

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和元年(2019年) 問1(午前 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

換気に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 室内空気の気流は、0.5 m/s以下となるようにする。
  • 室内空気の二酸化炭素の濃度は、1.0 %以下となるようにする。
  • 室内空気の相対湿度は、40%以上70%以下となるようにする。
  • 室内空気の浮遊粉じんの量は、0.15 mg/m3以下となるようにする。

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この過去問の解説 (3件)

01

以下に解説します。

選択肢1. 室内空気の気流は、0.5 m/s以下となるようにする。

設問の通りです。

選択肢2. 室内空気の二酸化炭素の濃度は、1.0 %以下となるようにする。

誤りです。
空気調和設備や機械空調設備を備えている室では、室内空気の二酸化炭素の濃度は、0.1 %以下となるようにします。

選択肢3. 室内空気の相対湿度は、40%以上70%以下となるようにする。

設問の通りです。

選択肢4. 室内空気の浮遊粉じんの量は、0.15 mg/m3以下となるようにする。

設問の通りです。

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02

環境工学の換気についての出題です。

選択肢1. 室内空気の気流は、0.5 m/s以下となるようにする。

建築基準法施行令により、室内空気の気流は、0.5 m/s以下となるようにします。

選択肢2. 室内空気の二酸化炭素の濃度は、1.0 %以下となるようにする。

不適当です。

 

建築基準法施行令により

①一酸化炭素 6ppm(0.0006%)以下

②二酸化炭素 1000ppm(0.1%)以下

とします。

 

※建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行令の改正(令和4年4月1日施行)により一酸化炭素の含有率の基準値について変更がありました。

改正前:10ppm 

改正後:6ppm

選択肢3. 室内空気の相対湿度は、40%以上70%以下となるようにする。

湿度が高いと不快感が増します。建築基準法施行令により、相対湿度は40%以上70%以下となるようにします。

選択肢4. 室内空気の浮遊粉じんの量は、0.15 mg/m3以下となるようにする。

建築基準法施行令により、浮遊粉じんの量は、0.15 mg/m3以下となるようにします。

まとめ

換気については計算問題も出題されます。確認しましょう。

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03

解説は下記の通りです。

選択肢1. 室内空気の気流は、0.5 m/s以下となるようにする。

正です。

室内の気流は0.5m/秒以下とします。

選択肢2. 室内空気の二酸化炭素の濃度は、1.0 %以下となるようにする。

誤です。

二酸化炭素濃度は0.1%(1000ppm)以下になるようにします。

また、一酸化炭素の許容値は0.0006%(6ppm)以下です。

選択肢3. 室内空気の相対湿度は、40%以上70%以下となるようにする。

正です。

室内の相対湿度は40%以上70%以下とします。

選択肢4. 室内空気の浮遊粉じんの量は、0.15 mg/m3以下となるようにする。

正です。

室内の浮遊粉じんの量は、0.15 mg/㎥以下となるようにします。

まとめ

一酸化炭素に関して法改正により許容値が低くなっているため、頻出問題です。

数字を正確に覚えておきましょう。

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