1級建築施工管理技士の過去問
令和元年(2019年)
午前 問2
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問題
1級 建築施工管理技術検定試験 令和元年(2019年) 午前 問2 (訂正依頼・報告はこちら)
伝熱に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 壁体内の中空層の片面にアルミ箔を貼り付けると、壁体全体の熱抵抗は大きくなる。
- 熱放射は、電磁波による熱移動現象であり、真空中でも生じる。
- 壁体内にある密閉された中空層の熱抵抗は、中空層の厚さに比例する。
- 総合熱伝達率は、対流熱伝達率と放射熱伝達率を合計したものをいう。
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この過去問の解説 (2件)
01
1:設問の通りです。
壁体内の中空層にアルミ箔を貼り付けると、壁体の熱貫流率が減少し、断熱性が高まります。
2:設問の通りです。
熱放射とは、エネルギーが空間を通過して他の物体に熱として伝わる現象で、真空中においても生じます。
3:誤りです。
壁体内の中空層の熱抵抗は、中空層の厚さが 20 〜 30 mm を超えると、厚さに関係なくほぼ一定となります。
4:設問の通りです。
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02
環境工学の伝熱についての出題です。
熱移動のプロセスには伝導・対流・放射の3つがあります。
壁体内の中空層の片面にアルミ箔を貼り付けると、放射による伝熱が減少し、壁体全体の熱抵抗は大きくなります。
設問の通り、太陽の熱が真空中の大気圏を通過して、地球に伝わるように、熱放射は、電磁波による熱移動現象であり、真空中でも生じます。
こちらが正解です。
空気層の熱抵抗は、2~3cm程度までは厚いほど増加するが、それを超えると、対流による伝熱が大きくなります。
設問の通り、総合熱伝達率は、対流熱伝達率と放射熱伝達率を合計したものをいいます。
建築において伝熱は断熱効果を考慮する際に必要です。どのような仕組みが断熱効果が高いか考えてみましょう。
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