1級建築施工管理技士の過去問
令和元年(2019年)
午前 問3
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問題
1級 建築施工管理技術検定試験 令和元年(2019年) 午前 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
採光及び照明に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 均等拡散面上における輝度は、照度と反射率との積に比例する。
- 演色性とは、光がもつ物体の色の再現能力のことで、光の分光分布によって決まる。
- 昼光率とは、全天空照度に対する室内のある点の天空光による照度の比をいう。
- 設計用全天空照度は、快晴の青空のときが薄曇りの日よりも大きな値となる。
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この過去問の解説 (2件)
01
1:設問の通りです。
2:設問の通りです。
光源が色の見え方に及ぼす性質を演色性といい、光源から放射している光の波長の割合(分光分布)で決まります。
3:設問の通りです。
昼光率は、直射日光を除く屋外の照度(全天空照度)に対する室内のある点の天空光による照度の比のことです。採光可能性を示す指標になり、その値が高いほど評価が高くなります。
4:誤りです。
全天空照度とは、直射光を除いた空からの光(天空光)による地上の水平面照度のことで、一般に快晴時より薄曇りの時のほうが明るくなります。設計用としては15.000lxが使用されます。
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02
環境工学の採光・照明についての出題です。
輝度は単位面積当たりの光度です。設問の通り、均等拡散面上における輝度は、照度と反射率との積に比例します。
設問の通り、演色性とは、光がもつ物体の色の再現能力のことで、光の分光分布によって決まり、視対象の色とは無関係です。
昼光率とは、採光による明るさの指標としたもので、全天空照度に対する室内のある点の天空光による照度の比をいいます。室内各部の反射率の影響を受けます。
こちらが正解です。
設計用全天空照度は、快晴の青空のときが薄曇りの日よりも小さな値となります。
採光・照明の分野はそれぞれの単位に注目すると覚えやすいです。
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