1級建築施工管理技士の過去問
令和元年(2019年)
午前 問6

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和元年(2019年) 午前 問6 (訂正依頼・報告はこちら)

鉄骨構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • H形鋼は、フランジ及びウェブの幅厚比が大きくなると局部座屈を生じやすい。
  • 角形鋼管柱の内ダイアフラムは、せいの異なる梁を1本の柱に取り付ける場合等に用いられる。
  • 部材の引張力によってボルト孔周辺に生じる応力集中の度合は、高力ボルト摩擦接合の場合より普通ボルト接合の方が大きい。
  • H形鋼梁は、荷重や外力に対し、せん断力をフランジが負担するものとして扱う。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は4です。

1:設問の通りです。

2:設問の通りです。
梁せいが異なる場合の柱梁接合部では、通しダイアフラム、もしくは内ダイアフラムが用いられます。

3:設問の通りです。

4:誤りです。
H 形鋼梁のフランジが負担するのは、主に曲げモーメントです。
せん断力はウェブで負担します。

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02

鉄骨構造に関する出題です。

選択肢1. H形鋼は、フランジ及びウェブの幅厚比が大きくなると局部座屈を生じやすい。

幅厚比(幅/厚)が大きくなると薄くなり、局部座屈を生じやすくなります。

選択肢2. 角形鋼管柱の内ダイアフラムは、せいの異なる梁を1本の柱に取り付ける場合等に用いられる。

設問の通り、角形鋼管柱の内ダイアフラムは、せいの異なる梁を1本の柱に取り付ける場合等に用いられます。

選択肢3. 部材の引張力によってボルト孔周辺に生じる応力集中の度合は、高力ボルト摩擦接合の場合より普通ボルト接合の方が大きい。

設問の通り、高力ボルト摩擦接合は伝達面積が広く、応力集中が少ないため、部材の引張力によってボルト孔周辺に生じる応力集中の度合は、高力ボルト摩擦接合の場合より普通ボルト接合の方が大きくなります。

選択肢4. H形鋼梁は、荷重や外力に対し、せん断力をフランジが負担するものとして扱う。

こちらが正解です。

H形鋼梁は、荷重や外力に対し、せん断力はウェブが負担するものとして扱います。

まとめ

鉄骨工事については高力ボルト摩擦接合に関して頻出です。

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