1級建築施工管理技士の過去問
令和元年(2019年)
午前 問7
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問題
1級 建築施工管理技術検定試験 令和元年(2019年) 午前 問7 (訂正依頼・報告はこちら)
杭基礎に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 基礎杭の周辺地盤に沈下が生じたときに杭に作用する負の摩擦力は、一般に摩擦杭の場合より支持杭の方が大きい。
- 杭と杭との中心間隔の最小値は、埋込み杭の場合、杭径の1.5倍とする。
- 基礎杭の先端の地盤の許容応力度は、アースドリル工法による場所打ちコンクリート杭の場合よりセメントミルク工法による埋込み杭の方が大きい。
- 外殻鋼管付きコンクリート杭の鋼管の腐食代(しろ)は、有効な防錆措置を行わない場合、1mm以上とする。
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この過去問の解説 (2件)
01
1:設問の通りです。
2:誤りです。
杭と杭の中心間隔の最小値は、埋め込み杭の場合、杭径の2.0倍以上、打ち込み杭の場合は、杭径の2.5倍以上とします。
3:設問の通りです。
打込み杭は、打ち込み時に地盤を締固めるため、先端支持力が最大となります。
その次が埋込み杭(セメントミルク工法)で、杭先端の地盤を根固め液で固化するので、先端支持力が大きくなります。
場所打ちコンクリート杭は、先端支持力が最小となりますが、周辺摩擦力は最大です。
4:設問の通りです。
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02
杭基礎に関する出題です。
摩擦杭と周辺地盤が共に沈下するため、負の摩擦力は小さい。したがって摩擦杭の場合より支持杭の方が負の摩擦力は大きいです。
こちらが正解です。
杭の間隔
①打ち込み杭 杭径の2.5倍以上かつ75cm以上
②埋め込み杭 杭径の2倍以上
先端の地盤の許容応力度は大きい方から、打ち込み杭>埋め込み杭>場所打ち杭の順になります。
設問の通り、外殻鋼管付きコンクリート杭の鋼管の腐食代(しろ)は、有効な防錆措置を行わない場合、1mm以上とします。
基礎構造において、杭基礎は頻出です。大小関係を問われる問題が多く出ます。
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