1級建築施工管理技士の過去問
令和元年(2019年)
午前 問29

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和元年(2019年) 午前 問29 (訂正依頼・報告はこちら)

コンクリートの運搬及び打込みに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 暑中コンクリートの荷卸し時のコンクリート温度は、40℃以下とした。
  • コンクリートの圧送負荷の算定に用いるベント管の水平換算長さは、ベント管の実長の3倍とした。
  • コンクリート内部振動機(棒形振動機)による締固めにおいて、加振時間を1箇所当たり10秒程度とした。
  • 外気温が25℃を超えていたため、練混ぜ開始から打込み終了までの時間を90分以内とした。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「暑中コンクリートの荷卸し時のコンクリート温度は、40℃以下とした。」です。

選択肢1. 暑中コンクリートの荷卸し時のコンクリート温度は、40℃以下とした。

暑中コンクリートの荷卸し時のコンクリート温度は、35℃以下とします。

選択肢2. コンクリートの圧送負荷の算定に用いるベント管の水平換算長さは、ベント管の実長の3倍とした。

設問のとおりです。

選択肢3. コンクリート内部振動機(棒形振動機)による締固めにおいて、加振時間を1箇所当たり10秒程度とした。

設問のとおりです。

選択肢4. 外気温が25℃を超えていたため、練混ぜ開始から打込み終了までの時間を90分以内とした。

設問のとおりです。

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02

普段施工管理をされている方にとっては大変なじみが深いものになると思います。状況を想像しながら設問を読むことで答えを導き出しましょう。

選択肢1. 暑中コンクリートの荷卸し時のコンクリート温度は、40℃以下とした。

設問は誤りです。40℃ではなく、35℃以下です。中コンクリートの適用期間は一日の平均気温が25℃以上となる場合です。

選択肢2. コンクリートの圧送負荷の算定に用いるベント管の水平換算長さは、ベント管の実長の3倍とした。

設問の通りです。圧送負荷の計算は「垂直菅の長さ」「ベント菅の長さの3倍」「テーパー菅の長さの2倍」「ホース長さの2倍」の和に管内圧力損失を掛けて求めます。

選択肢3. コンクリート内部振動機(棒形振動機)による締固めにおいて、加振時間を1箇所当たり10秒程度とした。

設問の通りです。締固めにおける加振時間は1箇所あたり5~15秒とします。

選択肢4. 外気温が25℃を超えていたため、練混ぜ開始から打込み終了までの時間を90分以内とした。

設問の通りです。外気温が25℃以下の場合は2時間以内、25℃を超える場合は1.5時間以内とします。この選択肢については誤った時間や温度で出題される可能性があるのでしっかり記憶しておきましょう。

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03

この問題のポイントは以下の通りです。コンクリートの荷下ろし時間、温度は必ず押さえておきましょう。

選択肢1. 暑中コンクリートの荷卸し時のコンクリート温度は、40℃以下とした。

暑中コンクリートの荷卸し時のコンクリート温度は、35℃以下とします。よってこの記述は誤りです。

選択肢4. 外気温が25℃を超えていたため、練混ぜ開始から打込み終了までの時間を90分以内とした。

記述の通りです。また、外気温が25℃未満の場合は練混ぜ開始から打込み終了までの時間を120分以内とします。

まとめ

打ち込みまでの時間と打ち継ぎ時間が類似しています。双方間違えない様に覚えておきましょう。

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