1級建築施工管理技士の過去問
令和元年(2019年)
午前 問31

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和元年(2019年) 午前 問31 (訂正依頼・報告はこちら)

鉄骨の建方に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • スパン間の計測寸法が正規より小さい場合は、ワイヤによる建入れ直しの前に、梁の接合部のクリアランスへのくさびの打込み等により押し広げてスパンを調整する。
  • 柱の溶接継手のエレクションピースに使用する仮ボルトは、普通ボルトを使用して全数締め付ける。
  • 梁のフランジを溶接接合、ウェブを高力ボルト接合とする工事現場での混用接合は、原則として高力ボルトを先に締め付け、その後溶接を行う。
  • 建方時の予期しない外力に備えて、1日の建方終了ごとに所定の補強ワイヤを張る。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「柱の溶接継手のエレクションピースに使用する仮ボルトは、普通ボルトを使用して全数締め付ける。」です。

選択肢1. スパン間の計測寸法が正規より小さい場合は、ワイヤによる建入れ直しの前に、梁の接合部のクリアランスへのくさびの打込み等により押し広げてスパンを調整する。

設問のとおりです。

選択肢2. 柱の溶接継手のエレクションピースに使用する仮ボルトは、普通ボルトを使用して全数締め付ける。

柱の溶接継手のエレクションピースに使用する仮ボルトは、高力ボルトを使用して全数締め付けます。

選択肢3. 梁のフランジを溶接接合、ウェブを高力ボルト接合とする工事現場での混用接合は、原則として高力ボルトを先に締め付け、その後溶接を行う。

設問のとおりです。

選択肢4. 建方時の予期しない外力に備えて、1日の建方終了ごとに所定の補強ワイヤを張る。

設問のとおりです。

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02

鉄骨の建て方の手順をよく覚えておきましょう。柱の建て方、梁の接合、調整方法をそれぞれ系統立てて覚えておくと良いでしょう。

選択肢1. スパン間の計測寸法が正規より小さい場合は、ワイヤによる建入れ直しの前に、梁の接合部のクリアランスへのくさびの打込み等により押し広げてスパンを調整する。

設問の通りです。ワイヤによる入れ直し前に、くさびの打ち込みを行い梁接合部のクリアランスを調整します。

選択肢2. 柱の溶接継手のエレクションピースに使用する仮ボルトは、普通ボルトを使用して全数締め付ける。

設問は誤りです。仮ボルトであっても高力ボルトを使用します。

選択肢3. 梁のフランジを溶接接合、ウェブを高力ボルト接合とする工事現場での混用接合は、原則として高力ボルトを先に締め付け、その後溶接を行う。

設問の通りです。まず高力ボルトを締め付けて固定した後で溶接を行います。

選択肢4. 建方時の予期しない外力に備えて、1日の建方終了ごとに所定の補強ワイヤを張る。

設問の通りです。安全を考慮し補強ワイヤを張ります。

まとめ

鉄骨建て方は比較的想像しやすい単元のため、確実に得点をしていきたいです。

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03

この問題のポイントは以下の通りです。仮ボルトは出題頻度が高いです。どのボルトを使用するかしっかり押さえておきましょう。

選択肢2. 柱の溶接継手のエレクションピースに使用する仮ボルトは、普通ボルトを使用して全数締め付ける。

柱等の溶接継手に設けるエレクションピースに使用する仮ボルトは、高力ボルトを使用し全数締め付けます。よってこの記述は誤りです。

まとめ

仮ボルトに使用するボルトと、仮締めの要領はしっかり覚えておきましょう。

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