1級建築施工管理技士の過去問
令和元年(2019年)
午前 問50

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和元年(2019年) 午前 問50 (訂正依頼・報告はこちら)

鉄筋コンクリート造建築物の仕上改修工事の施工計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 外壁コンクリートに生じた幅が1.0 mmを超える挙動しないひび割れは、可とう性エポキシ樹脂を用いたUカットシール材充填工法を用いることとした。
  • タイル張り仕上げ外壁の改修工事において、1箇所の張替え面積が0.2 m2であったため、タイル部分張替え工法を用いることとした。
  • 既存合成樹脂塗床面の上に同じ塗床材を塗り重ねるため、接着性を高めるよう、既存仕上げ材の表面を目荒しすることとした。
  • 防火認定の壁紙の張替えは、既存壁紙の裏打紙の薄層の上に防火認定の壁紙を張り付けることとした。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「防火認定の壁紙の張替えは、既存壁紙の裏打紙の薄層の上に防火認定の壁紙を張り付けることとした。」です。

選択肢1. 外壁コンクリートに生じた幅が1.0 mmを超える挙動しないひび割れは、可とう性エポキシ樹脂を用いたUカットシール材充填工法を用いることとした。

設問のとおりです。

選択肢2. タイル張り仕上げ外壁の改修工事において、1箇所の張替え面積が0.2 m2であったため、タイル部分張替え工法を用いることとした。

設問のとおりです。

選択肢3. 既存合成樹脂塗床面の上に同じ塗床材を塗り重ねるため、接着性を高めるよう、既存仕上げ材の表面を目荒しすることとした。

設問のとおりです。

選択肢4. 防火認定の壁紙の張替えは、既存壁紙の裏打紙の薄層の上に防火認定の壁紙を張り付けることとした。

防火認定の壁紙の張替えは、既存壁紙を撤去してから行います。

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02

この問題のポイントは以下の通りです。改修工事の仕様については多項目にわたります。まんべんなく押さえておきましょう。

選択肢4. 防火認定の壁紙の張替えは、既存壁紙の裏打紙の薄層の上に防火認定の壁紙を張り付けることとした。

防火認定の壁紙の張替えは、既存壁紙の裏打紙を全て撤去します。よってこの記述は誤りです。

まとめ

防火認定の壁紙張替時、適正な下地処理を行うように覚えておきましょう。

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03

仕上改修工事の施工計画については材料の問題、工法の問題がありますので、別々に覚えておき、どのような問題が出ても対処できるように学習してください。

選択肢1. 外壁コンクリートに生じた幅が1.0 mmを超える挙動しないひび割れは、可とう性エポキシ樹脂を用いたUカットシール材充填工法を用いることとした。

設問の通りです。1.0mmを超える挙動しないひび割れは、Uカットシール充填工法を用いて問題ありません。

選択肢2. タイル張り仕上げ外壁の改修工事において、1箇所の張替え面積が0.2 m2であったため、タイル部分張替え工法を用いることとした。

設問の通りです。範囲が少ないため部分張替え工法で問題ありません。

選択肢3. 既存合成樹脂塗床面の上に同じ塗床材を塗り重ねるため、接着性を高めるよう、既存仕上げ材の表面を目荒しすることとした。

設問の通りです。接着性を高めるため目荒しをします。

選択肢4. 防火認定の壁紙の張替えは、既存壁紙の裏打紙の薄層の上に防火認定の壁紙を張り付けることとした。

設問は誤りです。既存壁紙は全撤去し、新たに防火認定の壁紙を張り付ける必要があります。認定工法とする必要があります。

まとめ

材料については多岐にわたりますので、まずは工法や注意点を学習してください。

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