1級建築施工管理技士の過去問
令和元年(2019年)
午後 問65

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和元年(2019年) 午後 問65 (訂正依頼・報告はこちら)

市街地の建築工事における公衆災害防止対策に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 高さ10 mの鉄骨造2階建の建築工事を行うため、工事現場周囲に高さ3mの鋼板製仮囲いを設置した。
  • 建築工事を行う部分の高さが地盤面から20 mのため、防護棚を2段設置した。
  • 外部足場に設置した防護棚は、水平面となす角度を20度とし、はね出し長さは建築物の外壁面から水平距離で2mとした。
  • 外部足場に設置した工事用シートは、シート周囲を35 cmの間隔で、すき間やたるみが生じないように緊結した。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「外部足場に設置した防護棚は、水平面となす角度を20度とし、はね出し長さは建築物の外壁面から水平距離で2mとした。」です。

選択肢1. 高さ10 mの鉄骨造2階建の建築工事を行うため、工事現場周囲に高さ3mの鋼板製仮囲いを設置した。

設問のとおりです。

選択肢2. 建築工事を行う部分の高さが地盤面から20 mのため、防護棚を2段設置した。

設問のとおりです。

選択肢3. 外部足場に設置した防護棚は、水平面となす角度を20度とし、はね出し長さは建築物の外壁面から水平距離で2mとした。

外部足場に設置した防護棚は、水平面となす角度を20度とし、

はね出し長さは建築物の外部足場外側から水平距離で2m以上とします。

選択肢4. 外部足場に設置した工事用シートは、シート周囲を35 cmの間隔で、すき間やたるみが生じないように緊結した。

設問のとおりです。

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02

この問題のポイントは以下の通りです。仮囲いの仕様、防護棚の仕様についてはしっかり押さえておきましょう。

選択肢3. 外部足場に設置した防護棚は、水平面となす角度を20度とし、はね出し長さは建築物の外壁面から水平距離で2mとした。

外部足場に設置した防護棚は、水平面となす角度を20度とし、はね出し長さは外部足場の外側から水平距離で2mとします。よってこの記述は誤りです。

まとめ

建築工事を行う部分の高さが地盤面から20 mのため、防護棚を2段設置、水平面となす角度を20度とし、はね出し長さは外部足場の外側から水平距離で2m、この2点は覚えておきましょう。

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03

公衆災害防止対策については足場、仮囲い、防護柵を覚えておくと良いでしょう。

選択肢1. 高さ10 mの鉄骨造2階建の建築工事を行うため、工事現場周囲に高さ3mの鋼板製仮囲いを設置した。

設問の通りです。仮囲いは1.8m以上のものが必要なため、高さ3mであれば問題ありません。

選択肢2. 建築工事を行う部分の高さが地盤面から20 mのため、防護棚を2段設置した。

設問の通りです。20m以上の場合は防護柵が2段必要となります。

選択肢3. 外部足場に設置した防護棚は、水平面となす角度を20度とし、はね出し長さは建築物の外壁面から水平距離で2mとした。

設問は誤りです。外壁面ではなく、足場面から水平距離で2mはね出す必要があります。

選択肢4. 外部足場に設置した工事用シートは、シート周囲を35 cmの間隔で、すき間やたるみが生じないように緊結した。

設問の通りです。工事用シートは40㎝以内の間隔で結束する必要がありますので、設問の35㎝であれば問題ありません。

まとめ

防護柵の角度についても覚えておくと良いです。

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