1級建築施工管理技士の過去問
令和元年（2019年）
午後 問71

誤りです。

建築基準法２条二号により、特殊建築物とは、不特定多数が利用する学校、病院、劇場や工場、倉庫などをいい、事務所は特殊建築物ではありません。

法２条五号より、主要構造部は、柱・壁・床・梁・屋根・階段をいいます。

法２条１号より、建築物とは、屋根及び柱若しくは壁を有するもので、これに付随する門若しくは塀も含まれます。

法２条四号より、居室とは、居住、執筆、作業、集会、娯楽等に類する目的のために継続的に使用する室をいいます。百貨店の売場は、居室です。

この記述は誤りです。「建築基準法」において特殊建築物とは、病院、劇場、映画館、集会場、百貨店など特定の用途に供される大規模または特殊な機能を持つ建築物を指します。事務所の用途に供する建築物は、法律上特殊建築物のカテゴリーには含まれていません。

この記述は正しいです。「建築基準法」において主要構造部とは、建築物の安全を支える主要な部分を指し、屋根もその一部とされています。

この記述も正しいです。建築基準法では、建築物の定義に塀も含まれます。建築物とは、屋根と壁を有し、人が出入りするための空間を形成するものを指し、塀もその範疇に入ります。

この記述も正しいです。「建築基準法」において居室は、居住、執務、作業、集会、娯楽などに継続的に使用される空間を指します。百貨店の売場は執務や商業活動が行われるため、居室に該当します。