1級建築施工管理技士の過去問
令和2年(2020年)
午前 問14
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問題
1級 建築施工管理技術検定試験 令和2年(2020年) 午前 問14 (訂正依頼・報告はこちら)
建築用シーリング材に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- シリコーン系シーリング材は、表面にほこりが付着しないため、目地周辺に撥水汚染が生じにくい。
- 2成分形シーリング材は、施工直前に基剤と硬化剤を調合し、練り混ぜて使用する。
- 弾性シーリング材は、液状ポリマーを主成分としたもので、施工後は硬化し、ゴム状弾性を発現する。
- シーリング材のクラスは、目地幅に対する拡大率及び縮小率で区分が設定されている。
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この過去問の解説 (3件)
01
答え(誤り)は 1 です。
撥水汚染とは、外壁に使用する石材・タイル・ほうろう・塗装パネルに多くみられる現象です。シリコーン系シーリング材から遊離したシリコンオイルが、大気中の汚れを吸着して目地周辺を薄暗く汚染します。したがって設問1は誤りです。
2.正しいです。
3.正しいです。
4.正しいです。
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02
シーリング材に関する記述を詳しく解説していきます。
シリコーン系シーリング材は、表面にほこりが付着しないため、目地周辺に撥水汚染が生じにくい。 この記述は不適切です。実際にはシリコーン系シーリング材は表面に油分を含むため、ほこりが付着しやすくなります。そのため、目地周辺には撥水汚染が生じやすいとされています。この記述が最も不適当とされる理由です。
2成分形シーリング材は、施工直前に基剤と硬化剤を調合し、練り混ぜて使用する。 この記述は適切です。2成分形シーリング材は、基剤と硬化剤を現場で混合し、化学反応によって硬化する特性があります。このため、施工の柔軟性が高まり、幅広い用途に対応することが可能です。
弾性シーリング材は、液状ポリマーを主成分としたもので、施工後は硬化し、ゴム状弾性を発現する。 この記述も適切です。弾性シーリング材は、動きのある目地などに使用され、その弾性によって構造物の微小な動きに追従することが可能です。
シーリング材のクラスは、目地幅に対する拡大率及び縮小率で区分が設定されている。 この記述も正しいです。シーリング材のクラス分けは、目地の動きに対する耐久性を示す重要な指標として、拡大率や縮小率に基づいて定められます。これにより、建物の設計や維持管理において適切なシーリング材を選定することが可能となります。
「シリコーン系シーリング材は、表面にほこりが付着しないため、目地周辺に撥水汚染が生じにくい」という記述が最も不適切です。実際にはシリコーン系シーリング材の表面にはほこりが付着しやすく、撥水汚染が生じやすい特性があります。この認識をもってシーリング材の選定や施工を行うことが重要です。
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03
建築材料のシーリング材からの出題です。
シリコーン系シーリング材は、硬化後にほこりがつきやすく、目地周辺に撥水汚染が生じることがあります。
設問の通りです。
設問の通りです。
設問の通りです。たとえば、クラス25は±25%の拡大縮小率によって区分されます。
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