1級建築施工管理技士の過去問
令和2年(2020年)
午前 問15

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和2年(2020年) 午前 問15 (訂正依頼・報告はこちら)

内装材料に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 構造用せっこうボードは、芯材のせっこうに無機質繊維等を混入したうえ、くぎ側面抵抗を強化したものである。
  • ロックウール化粧吸音板は、ロックウールのウールを主材料として、結合材及び混和材を用いて成形し、表面化粧加工したものである。
  • けい酸カルシウム板は、石灰質原料、けい酸質原料、石綿以外の繊維、混和材料を原料として、成形したものである。
  • 強化せっこうボードは、両面のボード用原紙と芯材のせっこうに防水処理を施したものである。

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この過去問の解説 (3件)

01

答え(誤り)は 4 です。

設問は防水ボードの説明です。

強化せっこうボードは、ボードの心材にガラス繊維を混入したものです。防火性に優れた材料です。

1.正しいです。

2.正しいです。

3.正しいです。

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02

内装材料に関する記述について説明します。

選択肢1. 構造用せっこうボードは、芯材のせっこうに無機質繊維等を混入したうえ、くぎ側面抵抗を強化したものである。

構造用せっこうボードは、芯材のせっこうに無機質繊維等を混入したうえ、くぎ側面抵抗を強化したものである。 この記述は正確です。構造用せっこうボードは、耐力壁や天井材などの構造的な用途に使用されるため、一般的なせっこうボードよりも強度が必要です。無機質繊維を混入することで、強度と耐久性が向上します。

選択肢2. ロックウール化粧吸音板は、ロックウールのウールを主材料として、結合材及び混和材を用いて成形し、表面化粧加工したものである。

ロックウール化粧吸音板は、ロックウールのウールを主材料として、結合材及び混和材を用いて成形し、表面化粧加工したものである。 この記述も適切です。ロックウール化粧吸音板は、優れた吸音性を持つ内装材料で、主にロックウールを用い、美観と機能性を兼ね備えています。


 

選択肢3. けい酸カルシウム板は、石灰質原料、けい酸質原料、石綿以外の繊維、混和材料を原料として、成形したものである。

けい酸カルシウム板は、石灰質原料、けい酸質原料、石綿以外の繊維、混和材料を原料として、成形したものである。 この記述も適切です。けい酸カルシウム板は、耐火性や耐湿性に優れているため、防火要求が高い部分の内装や外装に使用されます。石綿を使用せず、安全性も確保されています。

選択肢4. 強化せっこうボードは、両面のボード用原紙と芯材のせっこうに防水処理を施したものである。

強化せっこうボードは、両面のボード用原紙と芯材のせっこうに防水処理を施したものである。 この記述は不適切です。強化せっこうボードは、主にその機械的強度が強化されている点が特徴であり、防水処理が施されるわけではありません。防水性を高めるためには、特別な処理や追加の材料が必要ですが、標準の強化せっこうボードにはそのような特性は通常含まれていません。

まとめ

「強化せっこうボードは、両面のボード用原紙と芯材のせっこうに防水処理を施したものである」という記述が最も不適切です。強化せっこうボードの主要な特性は機械的強度の向上であり、防水処理は含まれていません。この理解が内装材料の選定や施工計画において正確な判断を行う上で役立ちます。

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03

建築材料の内装材についての出題です。

選択肢1. 構造用せっこうボードは、芯材のせっこうに無機質繊維等を混入したうえ、くぎ側面抵抗を強化したものである。

設問の通りです。構造用せっこうボードは、構造壁用の面材などに使用されます。

選択肢2. ロックウール化粧吸音板は、ロックウールのウールを主材料として、結合材及び混和材を用いて成形し、表面化粧加工したものである。

設問の通りです。ロックウール化粧吸音板は、天井材などに使用されます。

選択肢3. けい酸カルシウム板は、石灰質原料、けい酸質原料、石綿以外の繊維、混和材料を原料として、成形したものである。

設問の通りです。けい酸カルシウム板は、内外装、天井などに用いられます。

選択肢4. 強化せっこうボードは、両面のボード用原紙と芯材のせっこうに防水処理を施したものである。

強化石膏ボードは、防火性が高く、耐火構造の壁などに用いられます。設問は、シージング石膏ボードについての記載になります。

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