1級建築施工管理技士の過去問
令和2年(2020年)
午前 問16

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和2年(2020年) 午前 問16 (訂正依頼・報告はこちら)

構内アスファルト舗装に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 盛土をして路床とする場合は、一層の仕上り厚さ300mm程度ごとに締め固めながら、所定の高さに仕上げる。
  • アスファルト混合物の敷均し時の温度は、一般に110℃以上とする。
  • アスファルト混合物の締固め作業は、一般に継目転圧、初転圧、2次転圧、仕上げ転圧の順に行う。
  • アスファルト舗装の継目は、既設舗装の補修、延伸等の場合を除いて、下層の継目の上に上層の継目を重ねない。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

答え(誤り)は 1 です。

盛土の施工において、1層あたりの敷き均し厚さは25-30㎝、締固め後の仕上がり厚さは200㎜以下にします。

したがって設問1の「一層の仕上り厚さ300mm程度ごとに締め固める」は誤りです。

2.正しいです。

3.正しいです。

4.正しいです。

参考になった数33

02

構内アスファルト舗装に関する各記述について詳細に説明します。

選択肢1. 盛土をして路床とする場合は、一層の仕上り厚さ300mm程度ごとに締め固めながら、所定の高さに仕上げる。

盛土をして路床とする場合は、一層の仕上り厚さ300mm程度ごとに締め固めながら、所定の高さに仕上げる。 この記述は不適切です。通常、路床の盛土においては、一層の仕上り厚さは150mmから200mm程度で締め固めを行います。300mmという厚さは通常の締固め作業において適切な厚さではなく、効果的な締固めが困難になる可能性があります。

選択肢2. アスファルト混合物の敷均し時の温度は、一般に110℃以上とする。

アスファルト混合物の敷均し時の温度は、一般に110℃以上とする。 この記述は適切です。アスファルトの敷均し作業においては、アスファルト混合物が適切に流動し、均一に敷き詰められるよう、一定の温度(通常は110℃以上)を保つことが重要です。

選択肢3. アスファルト混合物の締固め作業は、一般に継目転圧、初転圧、2次転圧、仕上げ転圧の順に行う。

アスファルト混合物の締固め作業は、一般に継目転圧、初転圧、2次転圧、仕上げ転圧の順に行う。 この記述も適切です。締固め作業はアスファルトの性能を最大限に発揮させるため、計画的かつ段階的に実施されるべきで、この記述はその一般的な手順を正確に表しています。

選択肢4. アスファルト舗装の継目は、既設舗装の補修、延伸等の場合を除いて、下層の継目の上に上層の継目を重ねない。

アスファルト舗装の継目は、既設舗装の補修、延伸等の場合を除いて、下層の継目の上に上層の継目を重ねない。 この記述も正しいです。舗装層の継目をオフセットさせることは、継目部の強度を高め、ひび割れの発生を防ぐために重要な技術です。下層と上層の継目を直接重ねることは、構造的な弱点を生じさせる可能性があります。

まとめ

「盛土をして路床とする場合は、一層の仕上り厚さ300mm程度ごとに締め固めながら、所定の高さに仕上げる」という記述が最も不適切です。一般的な建設技術では、一層の厚さが150mmから200mm程度で締め固めを行うことが適切とされています。この正確な情報が舗装工事の質を向上させるために役立ちます。

参考になった数9

03

外構工事のアスファルト舗装からの出題です。

選択肢1. 盛土をして路床とする場合は、一層の仕上り厚さ300mm程度ごとに締め固めながら、所定の高さに仕上げる。

盛土をして路床とする場合は、一層の仕上り厚さ200mm程度ごとに締め固めながら、所定の高さに仕上げます。

選択肢2. アスファルト混合物の敷均し時の温度は、一般に110℃以上とする。

設問の通りです。

選択肢3. アスファルト混合物の締固め作業は、一般に継目転圧、初転圧、2次転圧、仕上げ転圧の順に行う。

設問の通りです。

選択肢4. アスファルト舗装の継目は、既設舗装の補修、延伸等の場合を除いて、下層の継目の上に上層の継目を重ねない。

設問の通りです。構造的な弱点を分散させるために下層の継目の上に上層の継目を重ねないようにします。

参考になった数6