1級建築施工管理技士の過去問
令和2年(2020年)
午前 問18
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問題
1級 建築施工管理技術検定試験 令和2年(2020年) 午前 問18 (訂正依頼・報告はこちら)
空気調和設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- ファンコイルユニット方式における2管式は、冷水管及び温水管をそれぞれ設置し、各ユニットや系統ごとに選択、制御して冷暖房を行う方式である。
- パッケージユニット方式は、小容量の熱源機器を内蔵するパッケージ型空調機を、各空調区域や各室に設置して空調を行う方式である。
- 定風量単一ダクト方式は、還気と外気を空調機内で温度、湿度、清浄度を総合的に調整した後、ダクトにより各室に一定の風量で送風する方式である。
- 二重ダクト方式は、2系統のダクトで送られた温風と冷風を、混合ユニットにより熱負荷に応じて混合量を調整して吹き出す方式である。
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この過去問の解説 (3件)
01
答え(誤り)は 1 です。
ファンコイルユニット方式の2管式配管は、温水または冷水を2本の管で循環させる方式です。
設問1はファンコイルユニット方式の4管式の説明です。冷水配管、温水配管の往き管に対してそれぞれ還り管を設置し、各ユニットあるいは系統ごとに自由に冷房・暖房を行うことができます。4管式は系統ごとに運転が可能で、室内環境の制御性に優れています。
2.正しいです。
3.正しいです。
4.正しいです。
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02
空調設備についての出題です。
設問記述は4管式についての記述です。2管式は冷暖房同時使用不可です。
設問の通りです。
設問の通りです。
設問の通りです。
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03
空気調和設備に関する各記述の詳細な解説を行います。
ファンコイルユニット方式における2管式は、冷水管及び温水管をそれぞれ設置し、各ユニットや系統ごとに選択、制御して冷暖房を行う方式である。 この記述は不適切です。2管式ファンコイルユニット方式では、一般に冷水管または温水管のいずれか一方のみが設置され、冷暖房の切り替えには季節ごとの切り替えが必要です。同時に冷暖を行うためには4管式が必要となります。
パッケージユニット方式は、小容量の熱源機器を内蔵するパッケージ型空調機を、各空調区域や各室に設置して空調を行う方式である。 この記述は適切です。パッケージユニット方式は、一体型の熱源機器を使用し、個々の空間に応じた空調制御を行うことができる独立型のシステムです。
定風量単一ダクト方式は、還気と外気を空調機内で温度、湿度、清浄度を総合的に調整した後、ダクトにより各室に一定の風量で送風する方式である。 この記述も適切です。定風量単一ダクト方式では、一定の風量で空調された空気が全てのエリアに送られるため、シンプルで管理が容易な方式です。
二重ダクト方式は、2系統のダクトで送られた温風と冷風を、混合ユニットにより熱負荷に応じて混合量を調整して吹き出す方式である。 この記述も正しいです。二重ダクト方式は、温度調節が非常に柔軟に行えるため、大規模施設や要求条件が厳しい施設に適しています。
「ファンコイルユニット方式における2管式は、冷水管及び温水管をそれぞれ設置し、各ユニットや系統ごとに選択、制御して冷暖房を行う方式である」という記述が最も不適切です。2管式では季節ごとに冷水か温水のみを供給し、同時に両方を供給する設備ではありません。この正確な理解が空調設計の適切な選択に役立ちます。
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