1級建築施工管理技士の過去問
令和2年(2020年)
午前 問19
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
1級 建築施工管理技術検定試験 令和2年(2020年) 午前 問19 (訂正依頼・報告はこちら)
消火設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 屋内消火栓設備は、建物の内部に設置し、人がノズルを手に持ち、火点に向けてノズルより注水を行い、冷却効果により消火するものである。
- 閉鎖型ヘッドのスプリンクラー消火設備は、火災による煙を感知したスプリンクラーヘッドが自動的に開き、散水して消火するものである。
- 泡消火設備は、特に低引火点の油類による火災の消火に適し、主として泡による窒息作用により消火するものである。
- 連結散水設備は、散水ヘッドを消火活動が困難な場所に設置し、地上階の連結送水口を通じて消防車から送水して消火するものである。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
答え(誤り)は 2 です。
スプリンクラーは、火災の熱によって自動的にヘッドから散水して消火を行う装置です。煙感知は関係ありません。
1.正しいです。
3.正しいです。
4.正しいです。
地下街や建築物の地階に設置します。
参考になった数24
この解説の修正を提案する
02
建築設備の消火設備についての出題です。
設問の通り、屋内消火栓設備は初期消火用の設備です。
スプリンクラー消火設備は煙を感知する消火設備ではなく、熱を感知するシステムです。
設問の通り、泡消火設備は窒息効果と冷却効果によって消化する設備です。
設問の通りです。
参考になった数8
この解説の修正を提案する
03
消火設備に関する記述の正確性を解説します。
屋内消火栓設備は、建物の内部に設置し、人がノズルを手に持ち、火点に向けてノズルより注水を行い、冷却効果により消火するものである。 この記述は適切です。屋内消火栓設備は、手動で操作し、直接水を火災現場に向けて散水するための設備です。
閉鎖型ヘッドのスプリンクラー消火設備は、火災による煙を感知したスプリンクラーヘッドが自動的に開き、散水して消火するものである。 この記述は不適切です。実際には、スプリンクラー消火設備のスプリンクラーヘッドは、高温を感知して作動します。煙を感知する機能はスプリンクラーヘッドにはなく、熱感知要素が温度上昇に反応して散水を開始します。
泡消火設備は、特に低引火点の油類による火災の消火に適し、主として泡による窒息作用により消火するものである。 この記述も正しいです。泡消火設備は油などの燃焼を助長する液体火災に使用され、火源を覆って酸素との接触を遮断し、燃焼を停止させます。
連結散水設備は、散水ヘッドを消火活動が困難な場所に設置し、地上階の連結送水口を通じて消防車から送水して消火するものである。 この記述も適切です。連結散水設備は大規模建築物や高層建築物でよく用いられ、消防車からの直接的な水供給を可能にします。
選択肢②「閉鎖型ヘッドのスプリンクラー消火設備は、火災による煙を感知したスプリンクラーヘッドが自動的に開き、散水して消火するものである」という記述が最も不適切です。スプリンクラーは煙ではなく、高温を感知して反応します。この正確な情報が消火設備の理解と適切な選定に役立ちます。
参考になった数6
この解説の修正を提案する
前の問題(問18)へ
令和2年(2020年)問題一覧
次の問題(問20)へ