1級建築施工管理技士の過去問
令和2年(2020年)
午前 問26
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問題
1級 建築施工管理技術検定試験 令和2年(2020年) 午前 問26 (訂正依頼・報告はこちら)
鉄筋の機械式継手に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- ねじ節継手とは、鉄筋表面の節がねじ状に熱間成形されたねじ節鉄筋を使用し、雌ねじ加工されたカップラーを用いて接合する工法である。
- 充填継手とは、異形鉄筋の端部に鋼管(スリーブ)をかぶせた後、外側から加圧して鉄筋表面の節にスリーブを食い込ませて接合する工法である。
- 端部ねじ継手とは、端部をねじ加工した異形鉄筋、あるいは加工したねじ部を端部に圧接した異形鉄筋を使用し、雌ねじ加工されたカップラーを用いて接合する工法である。
- 併用継手とは、2種類の機械式継手を組み合わせることでそれぞれの長所を取り入れ、施工性を改良した工法である。
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この過去問の解説 (2件)
01
答え(誤り)は 2 です。
充填継手とは、スリーブと異形鉄筋の間に無収縮モルタルを充填し、その付着力によって接合する継手方式です。PC部材に打ち込まれた鉄筋の接合に用いられます。
したがって設問2の「鉄筋表面の節にスリーブを食い込ませて接合」は誤りです。
1.正しいです。
3.正しいです。
4.正しいです。
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02
鉄筋の機械式継手に関する記述の中で最も不適切なものを見極めます。
ねじ節継手とは、鉄筋表面の節がねじ状に熱間成形されたねじ節鉄筋を使用し、雌ねじ加工されたカップラーを用いて接合する工法である。 この記述は適切です。ねじ節継手は、鉄筋の端部にねじ節が成形されており、これを専用のカップラーで接合する方法で、高い強度と信頼性が求められる場面で使用されます。
充填継手とは、異形鉄筋の端部に鋼管(スリーブ)をかぶせた後、外側から加圧して鉄筋表面の節にスリーブを食い込ませて接合する工法である。 この記述は不適切です。充填継手は、鉄筋の端部にスリーブをかぶせた後、スリーブ内に充填材(通常は高強度のセメントモルタルなど)を注入し、硬化させることで鉄筋を接合する方法です。加圧してスリーブを食い込ませる記述は誤りです。
端部ねじ継手とは、端部をねじ加工した異形鉄筋、あるいは加工したねじ部を端部に圧接した異形鉄筋を使用し、雌ねじ加工されたカップラーを用いて接合する工法である。 この記述も適切です。端部ねじ継手は、鉄筋の端部をねじ加工し、ねじ加工されたカップラーを用いて接合する方法であり、特に繰り返しの荷重が掛かる構造部材に使用されます。
併用継手とは、2種類の機械式継手を組み合わせることでそれぞれの長所を取り入れ、施工性を改良した工法である。 この記述も適切です。併用継手は、異なる種類の機械式継手を組み合わせることで、より効果的な接合方法を実現するために使用されることがあります。
「充填継手とは、異形鉄筋の端部に鋼管(スリーブ)をかぶせた後、外側から加圧して鉄筋表面の節にスリーブを食い込ませて接合する工法である」が最も不適切です。実際の充填継手は、スリーブ内に材料を充填し、それが硬化することで接合が行われるものです。
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