1級建築施工管理技士の過去問
令和2年（2020年）
午前 問37
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問題
1級 建築施工管理技術検定試験 令和2年（2020年） 午前 問37 （訂正依頼・報告はこちら）
金属板葺屋根工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 下葺きのルーフィング材は、上下（流れ方向）の重ね幅を100mm、左右（長手方向）の重ね幅を200mmとした。
- 塗装溶融亜鉛めっき鋼板を用いた金属板葺きの留付け用のドリルねじは、亜鉛めっき製品を使用した。
- 心木なし瓦棒葺の通し吊子の鉄骨母屋への取付けは、平座金を付けたドリルねじで、下葺、野地板を貫通させ母屋に固定した。
- 平葺の吊子は、葺板と同種同厚の材とし、幅20mm、長さ50mmとした。
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この過去問の解説 （3件）
01
不適当なものは「平葺の吊子は、葺板と同種同厚の材とし、幅20mm、長さ50mmとした。」です。
正しい記述です。
公共建築工事標準仕様書より、下葺きのルーフィング材は、上下方向（流れ方向）の重ね幅を100ｍｍ、左右方向（長手方向）の重ね幅を200ｍｍ以上確保します。
正しい記述です。
塗装溶融亜鉛めっき鋼板を用いた金属板葺きの留めつけ用釘類は、溶融亜鉛めっき釘またはステンレス鋼釘とします。
正しい記述です。
JASS12より、通し吊子は、マーキングに合わせて平座金をつけたドリリングタッピンねじで下葺、野地板を貫通させ母屋に固定します。
×（正答肢）
平葺の吊子は、葺板と同種同厚の材とし、幅30ｍｍ、長さ70ｍｍ程度とします。
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02
屋根工事で雨漏りや結露水・湿気を防ぐために敷き込む材料を下葺といいます。
材料それぞれの重ね幅、取り付ける位置などを数値も合わせて覚えましょう。
正しい記述です。
下葺のルーフィング材の重ね幅は、
上下（流れ方向）100ｍｍ以上、左右（長手方向）200ｍ以上とします。
屋根の下地板の上に軒先と並行に敷き、ステープルなどで留め付けます。
正しい記述です。
理由として、異種金属間の電食を防止するためです。
正しい記述です。
留め付けは平座金をつけたドリルねじを使い、
下葺と野地板を貫通させ母屋に固定します。
✖（正解）
平葺の吊子は、葺板と同種同厚の材料とし、幅30ｍｍ、長さ70ｍｍ程度とします。
数値もしっかり覚えましょう。
棟・軒先・けらば・立上り部の収まりをしっかり理解しましょう。
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03
金属板葺屋根工事に関する出題です。
下葺きのルーフィング材は、上下（流れ方向）の重ね幅を100mm、左右（長手方向）の重ね幅を200mmとし、タッカー釘又はステーブルなどで留め付けます。
塗装溶融亜鉛めっき鋼板を用いた金属板葺きの留付け用のドリルねじは、亜鉛めっき製品を使用します。これは異種金属間の電食を防止するためです。
設問の通りです。
平葺の吊子は、葺板と同種同厚の材とし、幅３０mm、長さ７０mm程度とします。
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