1級建築施工管理技士の過去問
令和2年(2020年)
午前 問45
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問題
1級 建築施工管理技術検定試験 令和2年(2020年) 午前 問45 (訂正依頼・報告はこちら)
鉄筋コンクリート造の外壁改修工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- コンクリート打放し仕上げにおいて、コンクリートに生じた幅が0.5mmの挙動のおそれのあるひび割れ部分は、軟質形エポキシ樹脂を用いた樹脂注入工法で改修した。
- コンクリート打放し仕上げにおいて、コンクリートのはく落が比較的大きく深い欠損部分は、ポリマーセメントモルタル充填工法で改修した。
- 小口タイル張り仕上げにおいて、1箇所当たりの下地モルタルと下地コンクリートとの浮き面積が0.2m2の部分は、アンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法で改修した。
- 小口タイル張り仕上げにおいて、タイル陶片のみの浮きの部分は、浮いているタイルを無振動ドリルで穿孔して、注入口付アンカーピンニングエポキシ樹脂注入タイル固定工法で改修した。
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この過去問の解説 (3件)
01
1. 正しい記述です。
樹脂注入工法は、0.2mm以上1.0mm以下のひび割れ幅に適用します。
挙動の恐れのあるひび割れには軟質形エポキシ樹脂、挙動の少ないひび割れには硬質系エポキシ樹脂を用いて改修します。
2. ×(正答肢)
コンクリート打ち放し仕上げにおいて、コンクリートのはく落が比較的大きく深い欠損部分には、エポキシ樹脂モルタル充填工法により改修を行います。
ポリマーセメントモルタル充填工法は、軽微な剥がれや比較的浅い欠損部分の補修に用います。
3. 正しい記述です。
小口タイル張り仕上げにおいて、1箇所当たりの下地モルタルと下地コンクリートとの浮き面積が0.25㎡未満の部分は、アンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法が適用可能です。
4. 正しい記述です。
注入口付アンカーピンニングエポキシ樹脂注入タイル固定工法は、タイル陶片のみの浮きに適用する唯一の工法です。
タイルの中心に穿孔するため、小口タイル以上の大きさのタイルの浮きに適している工法です。
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02
外壁改修工事に関する出題です。
コンクリート打放し仕上げにおいて、コンクリートに生じた幅が0.2mmの挙動のおそれのあるひび割れ部分は、Uカットシール材充填工法又は軟質形エポキシ樹脂を用いた樹脂注入工法で改修します。
ポリマーセメントモルタル充填工法は、剝落が比較的浅い、軽微な欠損部の改修に適用されます。比較的深く大きな欠損部の改修にはエポキシ樹脂モルタル充填工法が適用されます。
小口タイル張り仕上げにおいて、1箇所当たりの下地モルタルと下地コンクリートとの浮き面積が0.25m2未満の部分は、アンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法で改修します。
設問の通りです。
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03
鉄筋コンクリート造の外壁改修工事の設問では、
ひび割れ幅・挙動の有無・改修工法・材料についてよく出題されます。
正しい記述です。
幅0.2㎜以上1.0㎜以下の挙動のあるひび割れには、軟質形エポキシ樹脂を用いたエポキシ樹脂注入工法か、可とう性エポキシ樹脂を用いたUカットシール材充填工法が適用されます。
×(正解)
コンクリート打放し仕上げにおいて、コンクリートのはく落が比較的大きく深い欠損部分は、エポキシ樹脂モルタル充填工法が適用されます。
ポリマーセメントモルタル充填工法は、比較的はく落が浅い、軽微な欠損の改修に適用されます。
正しい記述です。
アンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法は、1箇所当たりの下地モルタルと下地コンクリートとの浮き面積が0.25㎡未満の場合に用いられます。
正しい記述です。
注入口付アンカーピンニングエポキシ樹脂注入タイル固定工法は、タイル陶片のみに浮きが発生している場合に用いられます。
タイル自体に穿孔する為、唯一小口平タイル以上の大きなタイルに適した工法です。
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