1級建築施工管理技士の過去問
令和2年(2020年)
午前 問44

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和2年(2020年) 午前 問44 (訂正依頼・報告はこちら)

外壁の押出成形セメント板張りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • パネルの割付けにおいて、使用するパネルの最小幅は300mmとした。
  • パネル取付け金物(Zクリップ)は、下地鋼材に30mmのかかりしろを確保して取り付けた。
  • 横張り工法のパネルは、積上げ枚数5枚ごとに構造体に固定した自重受け金物で受けた。
  • 縦張り工法のパネルは、層間変形に対してロッキングにより追従するため、縦目地を8mm、横目地を15mmとした。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「横張り工法のパネルは、積上げ枚数5枚ごとに構造体に固定した自重受け金物で受けた。」です。

選択肢1. パネルの割付けにおいて、使用するパネルの最小幅は300mmとした。

正しい記述です。

公共建築工事標準仕様書より、パネルの幅の最小限度は、原則として300mmとします。

選択肢2. パネル取付け金物(Zクリップ)は、下地鋼材に30mmのかかりしろを確保して取り付けた。

正しい記述です

パネルの取付け金物(Zクリップ)は、下地鋼板に30mm以上のかかりしろを確保して取り付けます。

選択肢3. 横張り工法のパネルは、積上げ枚数5枚ごとに構造体に固定した自重受け金物で受けた。

×(正答肢)

横張り工法のパネルは、積上げ枚数3枚以下ごとに構造体に固定した自重受け金物で受け、縦張り工法のパネルは格段ごとに構造体の固定した下地鋼材で受けます。

選択肢4. 縦張り工法のパネルは、層間変形に対してロッキングにより追従するため、縦目地を8mm、横目地を15mmとした。

正しい記述です。

公共建築工事標準仕様書より、長辺の目地幅は8mm以上、短辺の目地幅は15mm以上とします。

よって、縦張り工法のパネルの縦目地を8mm以上、横目地を15mm以上とした設問の記述は正しいです。

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02

押出成形セメント板工事のパネルの取付け方法は。

縦張り工法(ロッキング方式)と横張り工法(スライド方式)があります。

選択肢1. パネルの割付けにおいて、使用するパネルの最小幅は300mmとした。

正しい記述です。

パネル幅の最小限度は、300㎜とします。

選択肢2. パネル取付け金物(Zクリップ)は、下地鋼材に30mmのかかりしろを確保して取り付けた。

正しい記述です。

パネル取付け金物(Zクリップ)は、層間変形に追従出来るよう正確かつ頑丈に取り付けます。

選択肢3. 横張り工法のパネルは、積上げ枚数5枚ごとに構造体に固定した自重受け金物で受けた。

×(正解)

横張り工法のパネルは、積上げ枚数3枚以下ごとに構造体に固定した自重受け金物で受けます。

 

縦張り工法のパネルは、各段ごとに構造体に固定した下地鋼材で受けます。

選択肢4. 縦張り工法のパネルは、層間変形に対してロッキングにより追従するため、縦目地を8mm、横目地を15mmとした。

正しい記述です。

縦張り・横張り共通で、特記がなければ長辺の目地幅は10㎜以上、短辺の目地幅は15㎜以上とします。

まとめ

縦張り、横張りの共通な部分と違う部分を区別して覚えましょう。

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03

押出成形セメント板工事に関する出題です。

選択肢1. パネルの割付けにおいて、使用するパネルの最小幅は300mmとした。

設問の通りです。パネル幅の最小限度は、原則として300mmとします。

選択肢2. パネル取付け金物(Zクリップ)は、下地鋼材に30mmのかかりしろを確保して取り付けた。

パネル取付け金物(Zクリップ)は、下地鋼材に30mm以上のかかりしろを確保します。

選択肢3. 横張り工法のパネルは、積上げ枚数5枚ごとに構造体に固定した自重受け金物で受けた。

横張り工法のパネルは、積上げ枚数3枚以下ごとに、構造体に固定した自重受け金物で受けます。

選択肢4. 縦張り工法のパネルは、層間変形に対してロッキングにより追従するため、縦目地を8mm、横目地を15mmとした。

設問の通りです。

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