1級建築施工管理技士の過去問
令和2年(2020年)
午前 問43

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和2年(2020年) 午前 問43 (訂正依頼・報告はこちら)

壁のせっこうボード張りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • ボードの下端部は、床面からの水分の吸上げを防ぐため、床面から10mm程度浮かして張り付けた。
  • テーパーエッジボードの突付けジョイント部の目地処理における上塗りは、ジョイントコンパウンドを幅200〜250mm程度に塗り広げて平滑にした。
  • 軽量鉄骨壁下地にボードを直接張り付ける際、ボード周辺部を固定するドリリングタッピンねじの位置は、ボードの端部から5mm程度内側とした。
  • 木製壁下地にボードを直接張り付ける際、ボード厚の3倍程度の長さの釘を用いて、釘頭が平らに沈むまで打ち込んだ。

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この過去問の解説 (3件)

01

1. 正しい記述です。

建築工事監理指針より、ボードの下端部は、床面からの水分の吸上げを防ぐため、床面から10mm程度浮かして施工します。

2. 正しい記述です。

建築工事監理指針より、テーパーエッジボードの突付けジョイント部における目地処理の上塗りは、幅200~250mm程度にジョイントコンパウンドを塗り広げてから平滑にします。

3. ×(正答肢)

JASS26より、軽量鉄骨壁下地にボードを直接張り付ける場合、ボード周辺部を固定するドリリングタッピンねじの位置は、ボードの端部から10mm程度内側の位置で留め付けます。

4. 正しい記述です。

ボードを木製壁下地に直接張り付ける場合、ボード厚の3倍程度の長さの釘を使用して、釘頭が平らに沈むまで打ち込んで張り付けます。

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02

内装工事はそれぞれの基本事項をしっかり理解しましょう。

選択肢1. ボードの下端部は、床面からの水分の吸上げを防ぐため、床面から10mm程度浮かして張り付けた。

正しい記述です。

床面からの水分の吸上げによる、ボードの濡れの防止やボードの乾燥の為です。

選択肢2. テーパーエッジボードの突付けジョイント部の目地処理における上塗りは、ジョイントコンパウンドを幅200〜250mm程度に塗り広げて平滑にした。

正しい記述です。

せっこうボードのジョイント処理とは、テーパーエッジボード、ベベルエッジボードを用いて、目地のない面をつくる工法です。

目地処理における上塗りは、ジョイントコンパウンドでは幅200〜250mm程度の範囲、ベベルエッジボードでは幅500~600㎜の範囲で行います。

選択肢3. 軽量鉄骨壁下地にボードを直接張り付ける際、ボード周辺部を固定するドリリングタッピンねじの位置は、ボードの端部から5mm程度内側とした。

×(正解)

軽量鉄骨壁下地にボードを直接張り付ける際、ボード周辺部を固定するドリリングタッピンねじの位置は、ボードの端部から10mm程度内側とします。

選択肢4. 木製壁下地にボードを直接張り付ける際、ボード厚の3倍程度の長さの釘を用いて、釘頭が平らに沈むまで打ち込んだ。

正しい記述です。

木製(釘):ボード厚×3倍 

釘頭が平らに沈むまで打ち込みます。

まとめ

数値までしっかり覚えましょう。

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03

石膏ボードについての出題です。

選択肢1. ボードの下端部は、床面からの水分の吸上げを防ぐため、床面から10mm程度浮かして張り付けた。

設問の通りです。

選択肢2. テーパーエッジボードの突付けジョイント部の目地処理における上塗りは、ジョイントコンパウンドを幅200〜250mm程度に塗り広げて平滑にした。

設問の通りです。

選択肢3. 軽量鉄骨壁下地にボードを直接張り付ける際、ボード周辺部を固定するドリリングタッピンねじの位置は、ボードの端部から5mm程度内側とした。

軽量鉄骨壁下地にボードを直接張り付ける際、ボード周辺部を固定するドリリングタッピンねじの位置は、ボードの端部から10mm程度内側とします。

選択肢4. 木製壁下地にボードを直接張り付ける際、ボード厚の3倍程度の長さの釘を用いて、釘頭が平らに沈むまで打ち込んだ。

設問の通りです。

参考になった数4