1級建築施工管理技士の過去問
令和2年(2020年)
午前 問42

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和2年(2020年) 午前 問42 (訂正依頼・報告はこちら)

合成樹脂塗床に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • エポキシ樹脂系モルタル塗床の防滑仕上げは、トップコート1層目の塗布と同時に骨材を散布した。
  • エポキシ樹脂系コーティング工法のベースコートは、コーティング材を木ごてで塗り付けた。
  • プライマーは、下地の吸込みが激しい部分に、硬化後、再塗布した。
  • 弾性ウレタン樹脂系塗床材塗りは、塗床材を床面に流し、金ごてで平滑に塗り付けた。

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この過去問の解説 (3件)

01

1. 正しい記述です。

建築工事監理指針より、エポキシ樹脂系モルタル塗床の防滑のための骨材散布は、トップコート1層目の塗布と同時に骨材を散布する等、上塗り1回目が硬化する前に製造所が指定する骨材をむらのないように均一に塗布します。

2. ×(正答肢)

JASS26より、コーティング工法とは樹脂(ウレタン系、アクリル系、エポキシ系)に着色剤・充填剤・溶剤・水・仕上調整剤などの添加剤を配合した低粘度のベースコートを、ローラーまたはスプレーにより1~2回塗布する工法です。

3. 正しい記述です。

プライマーの下地への吸込みが激しく塗膜を形成しない場合には、全体が硬化した後、吸込みが収まるまで数回にわたって塗布を行います。

4. 正しい記述です。

公共建築工事標準仕様書より、弾性ウレタン樹脂系塗床材の施工は、塗床材を床面に流した後、金ごて、ローラーばけ、はけ等で平滑に塗り付けを行います。

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02

合成樹脂塗床工事での、下地、プライマー塗布、工法・工程、施工管理を理解しましょう。

選択肢1. エポキシ樹脂系モルタル塗床の防滑仕上げは、トップコート1層目の塗布と同時に骨材を散布した。

正しい記述です。

エポキシ樹脂系モルタル塗床の工程は下記のとおりです。

①タックコートを塗付します。

②樹脂モルタルの塗付けをし、目止めを行います。

③上塗り1回目

④上塗り1回目が硬化する前に所定の骨材を均一に散布します。

⑤上塗り1回目が適度に硬化後、上塗り2回目を行います。

 

選択肢2. エポキシ樹脂系コーティング工法のベースコートは、コーティング材を木ごてで塗り付けた。

×(正解)

エポキシ樹脂系コーティング工法のベースコートは、コーティング材はローラー又はスプレーで塗り付けます。

 

こてを用いるのは、厚膜型の場合です。

選択肢3. プライマーは、下地の吸込みが激しい部分に、硬化後、再塗布した。

正しい記述です。

プライマーは下地面を清掃した後に、均一に塗り付けます。

下地の吸込みが激しく塗膜を形成しない場合、先に塗ったプライマー全体が硬化後、吸込みが止まるまで繰り返し塗布します。

選択肢4. 弾性ウレタン樹脂系塗床材塗りは、塗床材を床面に流し、金ごてで平滑に塗り付けた。

正しい記述です。

弾性ウレタン樹脂系塗床材塗りは、塗床材を床面に流し、金ごて、ローラーばけ、はけ等で平滑に塗り付けます。

まとめ

コーティング工法は、ローラー又は、スプレーで塗り付けると覚えましょう。

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03

塗床に関する出題です。

選択肢1. エポキシ樹脂系モルタル塗床の防滑仕上げは、トップコート1層目の塗布と同時に骨材を散布した。

設問の通りです。

選択肢2. エポキシ樹脂系コーティング工法のベースコートは、コーティング材を木ごてで塗り付けた。

コーティング工法(薄膜型塗床)のベースコートはローラー又はスプレーにより塗り付ける工法です。こてを用いて塗り付けるのは厚膜型の場合です。

選択肢3. プライマーは、下地の吸込みが激しい部分に、硬化後、再塗布した。

設問の通りです。下地の吸込みが激しい部分は吸い込みが止まるまで繰り返し塗布します。

選択肢4. 弾性ウレタン樹脂系塗床材塗りは、塗床材を床面に流し、金ごてで平滑に塗り付けた。

設問の通りです。

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