1級建築施工管理技士の過去問
令和2年(2020年)
午前 問41

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和2年(2020年) 午前 問41 (訂正依頼・報告はこちら)

コンクリート素地面の塗装工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 常温乾燥形ふっ素樹脂エナメル塗りにおいて、塗料を素地に浸透させるため、下塗りはローラーブラシ塗りとした。
  • 合成樹脂エマルションペイント塗りにおいて、屋内の水がかり部分は、塗料の種類を1種とした。
  • アクリル樹脂系非水分散形塗料塗りにおいて、中塗りを行う前に研磨紙P80を用いて研磨した。
  • つや有合成樹脂エマルションペイント塗りにおいて、最終養生時間を48時間とした。

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この過去問の解説 (3件)

01

1. 正しい記述です。

常温乾燥形フッ素樹脂エナメル塗りの塗装方法は、はけ塗り、ローラーブラシ塗り、吹付け塗りとします。

下塗りについては下地によく浸透させることを目的としてはけ塗り、ローラーブラシ塗りを用いる場合が多く、中塗りや上塗りについては原則として吹付け塗りを行います。

2. 正しい記述です。

JASS18より、合成樹脂エマルションペイント塗りにおいて、1種は建築物の外部・水がかり部分に用い、2種は内部に用います。

3. ×(正答肢)

アクリル樹脂系非水分散型塗料塗りの工程は下記の順番で行います。

① 素材調整→②下塗り→③パテかい→④研磨→⑤中塗り→⑥上塗り

研磨は、研磨紙P120~220を用いて行います。

4. 正しい記述です。

建築工事監理指針より、つや有合成樹脂エマルションペイント塗りの標準最終養生期間は、48時間以上とします。

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02

各種塗料について、しっかりポイントをおさえましょう。

選択肢1. 常温乾燥形ふっ素樹脂エナメル塗りにおいて、塗料を素地に浸透させるため、下塗りはローラーブラシ塗りとした。

正しい記述です。

常温乾燥型ふっ素樹脂エナメル塗りの塗装方法は、①はけ塗り ②ローラーブラシ塗り ③吹付け塗りがあります。

 

ただし、素地にしっかり浸透させるため下塗りは、はけ塗り、ローラーブラシ塗りとします。

選択肢2. 合成樹脂エマルションペイント塗りにおいて、屋内の水がかり部分は、塗料の種類を1種とした。

正しい記述です。

合成樹脂エマンションペイントの1種は外部・水がかり部分、2種は内部に用います。

選択肢3. アクリル樹脂系非水分散形塗料塗りにおいて、中塗りを行う前に研磨紙P80を用いて研磨した。

×(正解)

アクリル樹脂系非水分散形塗料塗りにおいて、中塗りを行う前に研磨紙P220~240を用いて研磨します。

 

素地調整の工程で平滑化出来なかった凸凹部分を平滑化する為の工程です。

選択肢4. つや有合成樹脂エマルションペイント塗りにおいて、最終養生時間を48時間とした。

正しい記述です。

つや有合成樹脂エマルションペイント塗りの工程間隔時間は、セメント系下地の場合、下塗り後3時間以上・中塗り後5時間以上・最終養正時間48時間以上です。

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03

コンクリート素地面の塗装工事に関する出題です。

選択肢1. 常温乾燥形ふっ素樹脂エナメル塗りにおいて、塗料を素地に浸透させるため、下塗りはローラーブラシ塗りとした。

設問の通りです。下塗りは素地によく浸透させる目的で、刷毛塗り、ローラーブラシ塗りとします。

選択肢2. 合成樹脂エマルションペイント塗りにおいて、屋内の水がかり部分は、塗料の種類を1種とした。

設問の通りです。1種は主として建築物の外部や水かかり部分に用い、2種は主として内部に用います。

選択肢3. アクリル樹脂系非水分散形塗料塗りにおいて、中塗りを行う前に研磨紙P80を用いて研磨した。

アクリル樹脂系非水分散形塗料塗りにおいて、中塗りを行う前に研磨紙P220~240を用いて研磨します。

選択肢4. つや有合成樹脂エマルションペイント塗りにおいて、最終養生時間を48時間とした。

設問の通りです。

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