1級建築施工管理技士の過去問
令和2年(2020年)
午前 問40
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問題
1級 建築施工管理技術検定試験 令和2年(2020年) 午前 問40 (訂正依頼・報告はこちら)
アルミニウム製建具工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 表面処理が着色陽極酸化皮膜のアルミニウム製部材は、モルタルに接する箇所の耐アルカリ性塗料塗りを省略した。
- 外部建具周囲の充填モルタルは、NaCl換算0.04%(質量比)まで除塩した海砂を使用した。
- 建具枠のアンカーは、両端から逃げた位置から、間隔を500mm以下で取り付けた。
- 水切りと下枠との取合いは、建具枠まわりと同一のシーリング材を使用した。
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この過去問の解説 (3件)
01
1. ×(正答肢)
表面処理が陽極酸化被膜のアルミニウム製部材がモルタルに接する場合、その部分には、耐アルカリ性の塗料を塗布して絶縁する必要があります。
2. 正しい記述です。
充填モルタルに海砂を使用する場合には除塩処理を行う必要があります。
砂の塩化物量は、NaCL換算質量比0.04%以下とします
3. 正しい記述です。
JASS16より、建具枠を固定するアンカーの位置は、端部は開口部より150mm内外の位置として、中間部は500mm内外の間隔で固定します。
4. 正しい記述です。
公共建築工事標準仕様書より、水切りと下枠との取り合いに使用するシーリングは、建具枠まわりに使用するものと同一のシーリングとします。
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02
アルミニウム製建具は、軽く錆びにくいことから、広く住宅などで用いられます。
×(正解)
表面処理が陽極酸化塗装複合被膜のアルミニウム製部材は、モルタルに接する箇所の耐アルカリ性塗料塗りを省略できます。(絶縁処理も兼ねている為です。)
表面処理が着色陽極酸化被膜のアルミニウム製部材は、絶縁処理が必要な為、耐アルカリ性塗料塗りは省略出来ません。
正しい記述です。
塩化物によるアルミニウムの腐食は、保護塗装でも防げない場合も多いので、塩分含有量NaCl換算0.04%(質量比)以下とします。
正しい記述です。
建具・くつずり・水切り板等のアンカーは、両端から(150㎜内外)逃げた位置から、間隔を500㎜以下で取り付けます。
正しい記述です。
異種シーリングの打継ぎを避けるためです。
アルミニウム製建具は、異種金属との接触腐食対策、アルカリ性対策が必要です。
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03
アルミニウム製建具工事に関する出題です。
表面処理が着色陽極酸化皮膜のアルミニウム製部材は、絶縁処理が必要で、モルタルに接する箇所の耐アルカリ性塗料塗りを省略できません。
設問の通りです。NaCl換算0.04%(質量比)以下まで除塩した海砂を使用します。
設問の通りです。
設問の通りです。連続する部分で異種シーリングの打ち継ぎを避けるためです。
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