1級建築施工管理技士の過去問
令和2年(2020年)
午後 問52
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問題
1級 建築施工管理技術検定試験 令和2年(2020年) 午後 問52 (訂正依頼・報告はこちら)
建設業者が作成する建設工事の記録等に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 発注者から直接工事を請け負った建設業者が作成した発注者との打合せ記録のうち、発注者と相互に交付したものではないものは、保存しないこととした。
- 承認あるいは協議を行わなければならない事項について、建設業者はそれらの経過内容の記録を作成し、監理者と双方で確認したものを監理者に提出することとした。
- 設計図書に定められた品質が証明されていない材料について、建設業者は現場内への搬入後に試験を行い、記録を整備することとした。
- 既製コンクリート杭工事の施工サイクルタイム記録、電流計や根固め液の記録等は、発注者から直接工事を請け負った建設業者が保存する期間を定め、当該期間保存することとした。
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この過去問の解説 (2件)
01
1. 正しい記述です。
発注者から直接工事を請け負った建設業者が作成した発注者との打合せ記録は、発注者と相互に交付したものを保存します。
2. 正しい記述です。
承認あるいは協議を行わなければならない事項については、経過内容の記録を作成し、建設業者と監理者の双方で確認したものを監理者に提出します。
3. ×(正答肢)
JASS1より、設計図書に定められた品質が証明されていない材料は、工事現場に搬入してはなりません。
材料は、工事現場への搬入時に受入れ検査を種別ごとに行い、必要に応じて工事監理者の立合い検査を受けます。
4. 正しい記述です。
既製コンクリート杭工事の施工サイクルタイム記録、電流計や根固め液の記録等は、発注者から直接工事を請け負った建設業者が、保存する期間を定めて保存します。
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02
工事の記録は、
発注者と受注者でもめないようしっかりとルールを守ることが重要です。
正しい記述です。
発注者との打ち合わせ記録は、当事者間で交付されたものに限ります。
正しい記述です。
承認あるいは協議を行わなければならない事項については、① 経過内容の記録 ② 双方の確認が必要です。
工事記録については、何を残しておくかが重要になります。
×(正解)
設計図書に定められた品質が証明されていない材料については、工事現場に搬入することは出来ません。
材料・部品等の受け入れの際は、設計図書に定められた条件に適合することを確認しなければなりません。
正しい記述です。
既製杭工事においては下記の施工適正を確認する施工記録を、あらかじめ定めた保存期間保存しなければなりません。
①施工サイクルタイム記録
②オーガー掘削時に地中から受ける抵抗に係る電流値や積分電流値
③根固め液及び杭周固定液の注入量 等
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