1級建築施工管理技士の過去問
令和2年(2020年)
午後 問60

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和2年(2020年) 午後 問60 (訂正依頼・報告はこちら)

品質管理における検査に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 中間検査は、不良なロットが次工程に渡らないよう事前に取り除くことによって、損害を少なくするために行う検査である。
  • 間接検査は、購入者側が受入検査を行うことによって、供給者側の試験を省略する検査である。
  • 非破壊検査は、品物を試験してもその商品価値が変わらない検査である。
  • 全数検査は、工程の品質状況が悪いために不良率が大きく、決められた品質水準に修正しなければならない場合に適用される検査である。

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この過去問の解説 (2件)

01

1. 正しい記述です。

【中間検査】は、不良なロットが次工程に渡らないように事前に取り除くことによって、損害を少なくするために行う検査のことです。

2. ×(正答肢)

【間接検査】は、供給者側が行った試験等の検査結果を確認することによって、購入者側の試験を省略する検査のことです。

3. 正しい記述です。

【非破壊検査】は、品物を破壊することなく行うことができる検査のことで、試験を行ってもその品物の商品価値が変わらない検査のことです。

4. 正しい記述です。

【全数検査】は、工程の品質状態が悪いために不良率が大きく、決められた品質水準に修正しなければならない場合に適用される検査です。

また、不良品の混入が許されない場合にも適用されます。

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02

検査とは、

適切な測定、試験を伴った、観測及び判定による適合性評価です。

どのような状況の場合、どの検査を用いるか、また検査内容をしっかり理解しましょう。

選択肢1. 中間検査は、不良なロットが次工程に渡らないよう事前に取り除くことによって、損害を少なくするために行う検査である。

正しい記述です。

中間検査は、工程内検査です。

選択肢2. 間接検査は、購入者側が受入検査を行うことによって、供給者側の試験を省略する検査である。

×(正解)

間接検査は、供給者の検査システム及び提出された検査結果を評価し、試験し合否判定を行う検査です。

受入検査の試験、測定を省略する検査です

 

また、技術的に十分な検討がなされ、かつ検査結果がよく、使用実績も良好な場合に用いる検査です。

選択肢3. 非破壊検査は、品物を試験してもその商品価値が変わらない検査である。

正しい記述です。

検査の性質による分類は、破壊検査と非破壊検査に分けられます。

一般に行われている大半の検査は、非破壊検査です。

 

破壊検査とは、品物を破壊するなど、商品価値が下がる方法で行う検査のことをいいます。

選択肢4. 全数検査は、工程の品質状況が悪いために不良率が大きく、決められた品質水準に修正しなければならない場合に適用される検査である。

正しい記述です。

全数検査は、品物個々について全てを検査するものです。

まとめ

検査後は、

設計図書に示す条件に対する適合性を証明するに足りる資料を添えて記録を作成します。

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