1級建築施工管理技士の過去問
令和2年(2020年)
午後 問59

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和2年(2020年) 午後 問59 (訂正依頼・報告はこちら)

建築施工の品質を確保するための管理値に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 鉄骨工事において、一般階の柱の階高寸法は、梁仕口上フランジ上面間で測り、その管理許容差は、±3mmとした。
  • コンクリート工事において、ビニル床シート下地のコンクリート面の仕上がりの平坦さは、3mにつき7mm以下とした。
  • カーテンウォール工事において、プレキャストコンクリートカーテンウォール部材の取付け位置の寸法許容差のうち、目地の幅は、±5mmとした。
  • 断熱工事において、硬質吹付けウレタンフォーム断熱材の吹付け厚さの許容差は、±5mmとした。

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この過去問の解説 (2件)

01

1. 正しい記述です。

JASS6より、鉄骨工事において、一般階の柱の階高寸法を測る場合、梁仕口上フランジで計測し、その管理許容差は±3mm、限界許容差は±5mmとします。

2. 正しい記述です。

公共建築工事標準仕様書より、コンクリート工事において、ビニル床シート等の薄い仕上材の場合、その下地コンクリートの仕上がりの平坦さは、3mにつき7mm以下とします。

3. 正しい記述です。

公共建築工事標準仕様書より、カーテンウォール工事において、プレキャストコンクリート部材の取り付け位置の目地幅の許容差は、特記のない場合には±5mmとします。

4. ×(正答肢)

建築工事監理指針より、断熱工事において、作業者は吹付け作業中ワイヤゲージ等を用いて随時厚みを測定することとされており、吹付け厚さの許容誤差は0から+10mmとします。

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02

許容値をしっかり整理し、覚えましょう。

選択肢1. 鉄骨工事において、一般階の柱の階高寸法は、梁仕口上フランジ上面間で測り、その管理許容差は、±3mmとした。

正しい記述です。

鉄骨工事において、一般階の柱の階高寸法は、梁仕口上のフランジ上面間で測定します。

管理許容値は、±3㎜、

限界許容値は、±5㎜です。

選択肢2. コンクリート工事において、ビニル床シート下地のコンクリート面の仕上がりの平坦さは、3mにつき7mm以下とした。

正しい記述です。

コンクリ―ト仕上がり平たんさは、ビニル床シートなど仕上げが極めて薄く、良好な表面状態が必要な場合は3mにつき、7㎜以下とします。

選択肢3. カーテンウォール工事において、プレキャストコンクリートカーテンウォール部材の取付け位置の寸法許容差のうち、目地の幅は、±5mmとした。

正しい記述です。

特記がない限り、±5㎜です。

選択肢4. 断熱工事において、硬質吹付けウレタンフォーム断熱材の吹付け厚さの許容差は、±5mmとした。

×(正解)

断熱工事において、硬質吹付けウレタンフォーム断熱材の吹付け厚さの許容差は、0~+10㎜です。

-(厚み不足)は認められていないです。

まとめ

なかなか数値を覚えにくいですが、語呂などを活用ししっかり暗記しましょう。

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