1級建築施工管理技士の過去問
令和2年(2020年)
午後 問67

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和2年(2020年) 午後 問67 (訂正依頼・報告はこちら)

足場に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 単管足場の建地を鋼管2本組とする部分は、建地の最高部から測って31mを超える部分とした。
  • くさび緊結式足場の支柱の間隔は、桁行方向2m、梁間方向1.2mとした。
  • 移動式足場の作業床の周囲は、高さ90cmで中桟付きの丈夫な手すり及び高さ10cmの幅木を設置した。
  • 高さが8mのくさび緊結式足場の壁つなぎは、垂直方向5m、水平方向5.5mの間隔とした。

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この過去問の解説 (2件)

01

1. 正しい記述です。

労働安全衛生規則第571条第1項第三号より、建地の最高部から測って31mを超える部分の建地は、鋼管を2本組とすることと規定されています。

2. ×(正答肢)

労働安全衛生規則第571条第1項第一号より、建地の間隔は、桁行方向1.85m以下梁間方向1.5m以下と規定されています。

3. 正しい記述です。

移動式足場の安全基準に関する技術上の指針より、作業床の周囲には、高さ90cm以上で中桟付きの丈夫な手摺及び高さ10cm以上の幅木を設けることと規定されています。

4. 正しい記述です。

労働安全衛生規則第570条第1項第五号イより、壁つなぎまたは控えの間隔は、鋼管足場の種類により、単管足場の場合は垂直方向5m以下、水平方向5.5m以下の間隔に設けることと規定されています。

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02

足場には、支柱式足場・吊り足場・機械足場・移動式足場・脚立足場などがあります。

選択肢1. 単管足場の建地を鋼管2本組とする部分は、建地の最高部から測って31mを超える部分とした。

正しい記述です。

建地の下端に作用する設計荷重が当該建地の最大使用荷重を超えないときは、

鋼管2本組としなくてよいです。

選択肢2. くさび緊結式足場の支柱の間隔は、桁行方向2m、梁間方向1.2mとした。

×(正解)

くさび緊結式足場の支柱の間隔は、桁行方向1.85m以下、梁間方向1.5m以下とします。

 

選択肢3. 移動式足場の作業床の周囲は、高さ90cmで中桟付きの丈夫な手すり及び高さ10cmの幅木を設置した。

正しい記述です。

移動式足場のポイントは、

①人の墜落防止の為高さ85㎝以上の手摺、高さ35㎝以上50㎝以下の中浅を、

物の落下防止の為、高さ10㎝以上の幅木等を設けます。

②作業員を乗せたまま移動してはいけません。

③移動時以外はブレーキをかけておきます。

選択肢4. 高さが8mのくさび緊結式足場の壁つなぎは、垂直方向5m、水平方向5.5mの間隔とした。

正しい記述です。

まとめ

労働安全衛生規則では、くさび緊結式足場は単管足場に含まれます。

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