1級建築施工管理技士の過去問
令和2年(2020年)
午後 問68

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和2年(2020年) 午後 問68 (訂正依頼・報告はこちら)

事業者が行わなければならない点検に関する記述として、「労働安全衛生規則」上、誤っているものはどれか。
  • 作業構台における作業を行うときは、その日の作業を開始する前に、作業を行う箇所に設けた手すり等及び中桟等の取り外し及び脱落の有無について点検を行わなければならない。
  • 高所作業車を用いて作業を行うときは、その日の作業を開始する前に、制動装置、操作装置及び作業装置の機能について点検を行わなければならない。
  • つり足場における作業を行うときは、その日の作業を開始する前に、脚部の沈下及び滑動の状態について点検を行わなければならない。
  • 繊維ロープを貨物自動車の荷掛けに使用するときは、その日の使用を開始する前に、繊維ロープの点検を行わなければならない。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

1. 正しい記述です。

労働安全衛生規則第575条の8第1項より、事業者は、作業構台における作業を行うときは、その日の作業を開始する前に、作業を行う箇所に設けた手摺等及び中桟等の取り外し及び脱落の有無について点検し、異常を認めたときは、直ちに補修しなければなりません。

2. 正しい記述です。

労働安全衛生規則第194条の27より、事業者は、高所作業車を用いて作業を行うときは、その日の作業を開始する前に、制動装置、操作装置及び作業装置の機能について点検を行う義務があります。

3. ×(正答肢)

労働安全衛生規則第568条より、事業者は、つり足場における作業の開始前に、チェーンの亀裂、変形、錆、伸び、曲がり、開き等を点検する義務があります。

つり足場とは上部から吊り下げた足場であり、脚部はありません

4. 正しい記述です。

労働安全衛生規則第151条の69より、事業者は、繊維ロープを貨物自動車の荷掛けに使用するときは、各作業日の使用開始前に、繊維ロープを点検し、異常がある場合には、直ちに取り替える義務があります。

参考になった数20

02

「労働安全衛生規則」には、労働者を守る為に様々な責務を事業者に課しています。

ポイントを押さえ、覚えましょう。

 

選択肢1. 作業構台における作業を行うときは、その日の作業を開始する前に、作業を行う箇所に設けた手すり等及び中桟等の取り外し及び脱落の有無について点検を行わなければならない。

正しい記述です。

異常を見つけたときは、直ちに補修します。

選択肢2. 高所作業車を用いて作業を行うときは、その日の作業を開始する前に、制動装置、操作装置及び作業装置の機能について点検を行わなければならない。

正しい記述です。

事業者が行います。

選択肢3. つり足場における作業を行うときは、その日の作業を開始する前に、脚部の沈下及び滑動の状態について点検を行わなければならない。

×(正解)

「脚部の沈下及び滑動の状態」はつり足場において無関係な為、点検は不要です。

 

選択肢4. 繊維ロープを貨物自動車の荷掛けに使用するときは、その日の使用を開始する前に、繊維ロープの点検を行わなければならない。

正しい記述です。

異常を見つけたときは、直ちに取り替えます。

まとめ

よく出題される事項をしっかり覚えましょう。

参考になった数4