1級建築施工管理技士の過去問
令和2年(2020年)
午後 問66

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和2年(2020年) 午後 問66 (訂正依頼・報告はこちら)

作業主任者の職務として、「労働安全衛生法」上、定められていないものはどれか。
  • 型枠支保工の組立て等作業主任者は、作業中、要求性能墜落制止用器具等及び保護帽の使用状況を監視すること。
  • 有機溶剤作業主任者は、作業に従事する労働者が有機溶剤により汚染され、又はこれを吸入しないように、作業の方法を決定し、労働者を指揮すること。
  • 建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者は、作業の方法及び順序を作業計画として定めること。
  • はい作業主任者は、はい作業をする箇所を通行する労働者を安全に通行させるため、その者に必要な事項を指示すること。

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この過去問の解説 (2件)

01

1. 正しい記述です。

労働安全衛生規則第247条第三号より、型枠支保工の組立て等作業主任者は、作業中、要求性能墜落制止用器具等及び保護帽の使用状況を監視することと規定されています。

2. 正しい記述です。

有機溶剤中毒予防規則第19条の2第一号より、有機溶剤作業主任者は、作業に従事する労働者が有機溶剤により汚染され、またはこれを吸入しないように、作業の方法を決定し、労働者を指揮することと規定されています。

3. ×(正答肢)

建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者の業務は、建築物の骨組み又は塔であって、高さが5m以上である金属製の部材により構成されるものの組立て、解体又は変更の作業を行う場合において労働災害の防止などを行うことと規定されています。

4. 正しい記述です。

『はい』とは、積み重ねられた荷のことです。

はい作業とは、荷を積み上げたり、崩したりする作業のことです。

労働安全衛生規則第429条第三号より、はい作業主任者は、作業箇所を通行する労働者を安全に通行させるため、その者に必要な事項を指示することと規定されています。

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02

作業主任者とは、

危険有害な作業であって、特別な管理が必要な作業を行う場合に、

当該作業に係る労働者の指揮、その他必要な業務を行うために選出されます。

ほぼ共通する業務は下記のものです。

①作業方法の決定・直接指揮

②材料や保護具等の点検・不良品排除

③保護具等の使用状況の監視

選択肢1. 型枠支保工の組立て等作業主任者は、作業中、要求性能墜落制止用器具等及び保護帽の使用状況を監視すること。

正しい記述です。

保護具の使用状況の監視は、定められています。

選択肢2. 有機溶剤作業主任者は、作業に従事する労働者が有機溶剤により汚染され、又はこれを吸入しないように、作業の方法を決定し、労働者を指揮すること。

正しい記述です。

労働者の指揮は、定められています。

選択肢3. 建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者は、作業の方法及び順序を作業計画として定めること。

×(正解)

「作業計画として定めること」は、いずれの作業主任者の職務に定められていません。

選択肢4. はい作業主任者は、はい作業をする箇所を通行する労働者を安全に通行させるため、その者に必要な事項を指示すること。

正しい記述です。

 

まとめ

職務に「作業の順序の決定」が定められているのは、木造建築物の組立て等作業主任者だけです。

 

職務と合わせて、作業主任者を選任すべき作業内容もしっかり確認しておきましょう。

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