1級建築施工管理技士の過去問
令和3年(2021年)
午前 問2

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和3年(2021年) 午前 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

採光及び照明に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 演色性とは、照明光による物体色の見え方についての光源の性質をいう。
  • 光束とは、単位波長当たりの放射束を標準比視感度で重みづけした量をいう。
  • 形状と面積が同じ側窓は、その位置を高くしても、昼光による室内の照度分布の均斉度は変わらない。
  • 設計用全天空照度は、快晴の青空のときが薄曇りのときよりも小さな値となる。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は「形状と面積が同じ側窓は、その位置を高くしても、昼光による室内の照度分布の均斉度は変わらない。」です。

選択肢1. 演色性とは、照明光による物体色の見え方についての光源の性質をいう。

正しい記述です。

演色性とは、自然光に対して、照明光による物体の色の見え方についての光源の性質のことです。

選択肢2. 光束とは、単位波長当たりの放射束を標準比視感度で重みづけした量をいう。

正しい記述です。

光束とは、単位波長当たりの放射束を標準比視感度で重みづけした量のことです。

光源の光の量を表します。

視感度とは、人の目の感度のことであり、標準比視感度とは標準的な人の目の感度特性を表します。

選択肢3. 形状と面積が同じ側窓は、その位置を高くしても、昼光による室内の照度分布の均斉度は変わらない。

×(正答肢)

形状と面積が同じ窓でも、窓が高い位置にあるほど、昼光による室内の照度分布の均斉度は高くなります。

均斉度とは、最大照度に対する最小限度の比です。

照度とは、単位面積当たりの光束のことであり、光が当たっている場所の明るさを表します。

選択肢4. 設計用全天空照度は、快晴の青空のときが薄曇りのときよりも小さな値となる。

正しい記述です。

設計用全天空照度は、薄曇りのときよりも、快晴の青空のときの方が小さな値となります。

全天空照度とは、直射日光を除いた天空の照度のことです。

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02

採光では、光束・光度・照度・輝度をしっかり理解しましょう。

選択肢1. 演色性とは、照明光による物体色の見え方についての光源の性質をいう。

正しい記述です。

太陽光に照らされたときの見え方に近い程、演色性がよくなります。

選択肢2. 光束とは、単位波長当たりの放射束を標準比視感度で重みづけした量をいう。

正しい記述です。

単位は、ルーメン(㏐)です。

選択肢3. 形状と面積が同じ側窓は、その位置を高くしても、昼光による室内の照度分布の均斉度は変わらない。

×(正解)

形状と面積が同じ側窓は、その位置を高くすると、昼光による室内の照度分布の均斉度は高くなります。

位置が低くなると、窓近くは明るくなりますが、室奥は暗くなり、均斉度は低くなります。

選択肢4. 設計用全天空照度は、快晴の青空のときが薄曇りのときよりも小さな値となる。

正しい記述です。

1/5程度になります。

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