1級建築施工管理技士の過去問
令和3年(2021年)
午前 問3
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問題
1級 建築施工管理技術検定試験 令和3年(2021年) 午前 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
吸音及び遮音に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- グラスウールなど多孔質の吸音材の吸音率は、一般に低音域より高音域の方が大きい。
- コンクリート間仕切り壁の音響透過損失は、一般に低音域より高音域の方が大きい。
- 床衝撃音レベルの遮音等級を表すL値は、その値が大きいほど遮音性能が高い。
- 室間音圧レベル差の遮音等級を表すD値は、その値が大きいほど遮音性能が高い。
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この過去問の解説 (2件)
01
1. 正しい記述です。
グラスウールなどの多孔質の吸音材の吸音率は、一般に低音域より高音域の方が大きいです。
つまり、低い音よりも高い音が吸音されやすいです。
2. 正しい記述です。
コンクリート間仕切壁の音響透過損失は、一般に低音域よりも高音域の方が大きいです。
つまり、低い音よりも高い音の方が、透過しにくい材料です。
3. ×(正答肢)
床衝撃音レベルの遮音等級を表すL値は、その値が小さいほど床の遮音性能が高いです。
Lr-40、Lr-50といった表記をします。
4. 正しい記述です。
室内音圧レベル差の遮音等級を表すD値は、その値が大きいほど遮音性能が高いです。
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02
吸音とは、反射音を減らすことで、吸収音や透過音を増やすことで、
遮音とは、透過音を減らすことで、反射音や吸収音を増やすことです。
正しい記述です。
材料が厚いほど大きくもなります。
正しい記述です。
高音は遮音しやすいですが、低音は遮音しにくいです。
×(正解)
床衝撃音レベルの遮音等級を表すL値は、その値が大きいほど遮音性能が低いです。
床衝撃音レベルの遮音等級とは、
上下階を隔てる床への衝撃音を遮断する性能を対象とし、
音源室に設置した床衝撃音発生装置で加振したときの下階の音圧レベルを測定します。
数値が小さいほど、遮音性能が高いです。
正しい記述です。
室間音圧レベル差の遮音等級とは、
隣接する室での空気音を遮断する性能を対象とし、
音源室と受音室の音圧レベル差を測定します。
数値が大きいほど、遮音性能が高いです。
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