1級建築施工管理技士の過去問
令和3年(2021年)
午前 問13

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和3年(2021年) 午前 問13 (訂正依頼・報告はこちら)

日本産業規格( JIS )のドアセットに規定されている性能項目に関する記述として、不適当なものはどれか。
  • スライディングドアセットでは、「鉛直荷重強さ」が規定されている。
  • スライディングドアセットでは、「耐風圧性」が規定されている。
  • スイングドアセットでは、「耐衝撃性」が規定されている。
  • スイングドアセットでは、「開閉力」が規定されている。

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この過去問の解説 (2件)

01

・JISにより規定されている普通スライディングドアセットの必須性能は2項目です。

・普通スイングドアセットの必須項目は5項目です。

更に、防音ドアでは必須性能として遮音性、

断熱ドアでは必須性能として断熱性、

耐震ドアでは必須性能として面内変形追随性が加わります。

選択性能はどちらも共通で3項目(耐風圧性、気密性、水密性)です。

普通ドアの必須性能を覚えてしまえば、あとは考えれば答えられます。

選択肢1. スライディングドアセットでは、「鉛直荷重強さ」が規定されている。

【✕】

普通スライディングドアセットに要求される必須性能は「開閉力」「開閉繰り返し」の2項目のみです。

断熱ドア、防音ドアの必須性能はそれぞれ「遮音性」と「断熱性」です。

選択性能は「耐風圧性、気密性、水密性」の3項目です。

「鉛直荷重強さ」は項目にありません。

(参考)「鉛直荷重強さ」が必須項目にあるのはスイングドアセットです。

選択肢2. スライディングドアセットでは、「耐風圧性」が規定されている。

【〇】

「耐風圧性」はスライディングドアセット、スイングドアセットに共通する選択項目です。

選択項目である「耐風圧性」「気密性」「水密性」はどれも共通項目です。

(参考)スライディングドアにはなく、スイングドアだけに規定されている必須項目は4つ。

「ねじり強さ」「鉛直荷重強さ」「耐衝撃性」「面内変形追随性」です。

このうち、「面内変形追随性」は耐震スイングドアだけに限定されます。

選択項目の項目はスライディングドア、スイングドアとも同じです。

選択肢3. スイングドアセットでは、「耐衝撃性」が規定されている。

【〇】

普通スイングドアセットにある必須項目は5項目。

このなかに「耐衝撃性」があります。

普通スライディングドアになく、普通スイングドアにある必須項目は3項目。

「ねじり強さ」「鉛直荷重強さ」「耐衝撃性」です。

耐震スイングドアには「面内変形追随性」が必須項目としてあります。

選択肢4. スイングドアセットでは、「開閉力」が規定されている。

【〇】

スライディングドアセット、スイングドアセットともに必須項目として、

「開閉力」「開閉繰り返し」が規定されています。

まとめ

スライディングドアセットとスイングドアセットを比べて整理しましょう。

スライディングドアは3種類ですが、スイングドアは4種類(耐震ドアがある)あります。

それぞれの用途と関連付けると分かりやすいはずです。

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02

スライディングドア(SSD)の特徴をしっかり覚えましょう。

選択肢1. スライディングドアセットでは、「鉛直荷重強さ」が規定されている。

この解答が『 〇 』です(不適当)

スライディングドアセットで定められている性能項目は、開閉力、開閉繰り返し、遮音性、断熱性、耐風圧性、気密性、水密性となっていますので、鉛直荷重強さという項目はありません。

まとめ

ススライディングドア、スイングドアの特徴をよく確認し、解答しましょう。

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